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金融市場の社会学

金融市場の社会学 Material Markets: How Economic Agents are Constructed

A5判
定価:3,200円+税
ISBN978-4-947553-57-7 C3033
奥付の初版発行年月:2013年03月

内容紹介

従来、金融市場を対象とした研究は経済学に依拠したものが多く、ある程度モデルとして定式化される市場の存在を前提としてきたように思われる。果たして、その前提は正しいのであろうか。実は、金融市場は中身がよくわからないブラックボックスで満ちているのではないだろうか。本書はこのような問題意識のもと、金融市場におけるヒトやモノの細部を入念に分析すべく、金融市場(LIBORやデリバティブ及び裁定取引など)とその関連領域(企業における利益の測定や排出量取引)に関する事例研究・インタビュー調査・参与観察から構成される。
著者のドナルド・マッケンジー教授(エジンバラ大学)は、科学社会学の領域では有名なエジンバラ学派を代表する人物であり、現在脚光を浴びる金融社会論(Social Studies of Finance)の第一人者でもある。本書の斬新かつ学際的な視点は、リーマンショックに端を発した金融危機やLIBORの形成をめぐる昨今の問題を考える際にも極めて示唆に富む。


目次

第1章 序論
第2章 金融社会論への10の指針
第3章 経済的アクターの結集(イエイン・ハーディーとの共著)
第4章 デリバティブ:仮想の生成
第5章 裁定取引の物的社会学(ダニエル・ベウンザ、イエイン・ハーディーとの共著)
第6章 利益の測定
第7章 排出量市場の構成
第8章 結論:ファイナンスのブラックボックスを開ける


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