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 イギリス近代経済思想の研究貨幣と市場の経済思想史

貨幣と市場の経済思想史 イギリス近代経済思想の研究

A5判 392ページ
定価:4,200円+税
ISBN978-4-947553-48-5 C3034
奥付の初版発行年月:2009年04月 / 発売日:2009年04月中旬

内容紹介

古典的金本位制は「ヨーロッパ世界経済」の必須の要件であった。
「貨幣の理論」が現実の貨幣システムから乖離していたことを踏まえ、市場経済にとって金融危機とは何かを学説史的に論じた労作。

著者プロフィール

小池田 冨男(コイケダ トミオ)

1949年 石川県生まれ
1976年 東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
1976年 流通経済大学経済学部選任講師
専攻   経済学史・社会経済学
現在   流通経済大学長
主著   「市場社会論の構想」(共著)社会評論社 1995

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 貴金属本位制と貨幣の経済思想

第一章 貨幣と市場のポリティカル・エコノミー
 第一節 貨幣分析の方法 
 第二節 近代市場と貨幣ネットワーク
 第三節 貨幣と通貨管理

第二章 1690年代の貨幣鋳造問題とJ・ロック
 第一節 近代世界と商品貨幣
 第二節 ロックの貨幣感と商業社会像
 第三節 貨幣の改鋳と鋳貨論争

第三章 18世紀ヨーロッパ経済とJ・スチュアート
 第一節 J・スチュアートにおける市場と貨幣
 第二節 スチュアート有効需要論と貨幣数量説批判
 第三節 鋳貨と紙券信用の理論
 第四節 外国貿易と貨幣システム

第四章 イギリス産業革命と古典的貨幣理論の原型
 第一節 ヒュームからアダム・スミスへ
 第二節 産業革命期における貨幣と信用
 第三節 アダム・スミスの貨幣信用論

第五章 H・ソーントン、リカードと「地金論争」
 第一節 スミス信用論の限界 
 第二節 18世紀末の金融危機から兌換停止へ
 第三節 ソーントンの紙券信用論
 第四節 「地金論争」とリカード
 第五節 兌換再開と「インゴッド・プラン」

第六章 19世紀資本主義と古典的貨幣理論の終焉
 第一節 リカード体系と通貨管理の思想
 第二節 「パーマー・ルール」から通貨原理へ
 第三節 トゥークとフラートン
 第四節 「通貨論争」とJ・S・ミル
 第五節 J・S・ミルにおける信用・産出量・景気循環

第七章 古典的金本位制と貨幣の経済思想
 第一節 「ヨーロッパ世界経済」と本位制度
 第二節 外国貿易と国際金移動
 第三節 貨幣数量説の古典的展開
 第四節 中央銀行と金融の自己組織化

終章 市場の無規律性と貨幣の経済思想


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