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 ―――大学生のために「教養」のリメーク

まんだらライブラリー011
「教養」のリメーク ―――大学生のために

新書 386ページ
定価:724円+税
ISBN978-4-924297-68-5 C0237
奥付の初版発行年月:2010年07月

内容紹介

まず、劇作家・中央教育審議会前会長である山崎正和先生のご講演を最初に配し、続いて、一三の論考を並べました。このうち、最初の二つは総論的なもので、それに続くものは各論的なものです。すなわち、前者はどの学問分野にも共通する教養についての論考であり、後者は執筆者たちが専門にする分野における教養についての論考です。そして最後に、本書におさめられた数々の論考から演繹される「気付く力としての教養」についての総括的論考を配しました。

前書きなど

本書は、日本の大学における教養教育改革をふまえながらも、これまでとは違ったユニークな視点から、大学生に教養を授けようという意図のもとに編集されました。

著者プロフィール

山崎 正和(ヤマザキ カズマサ)

1934年生。京都大学大学院博士課程修了。中央教育審議会前会長。大阪大学名誉教授。『世阿弥』河出書房新社 1964年、『鴎外 闘う家長』河出書房新社 1972年、『文明としての教育』新潮新書 2007年など

星川 啓慈(ホシカワ ケイジ)

1956年生。筑波大学大学院課程博士課程哲学・思想研究科単位取得退学。大正大学文学部教授。『言語ゲームとしての宗教』勁草書房 1997年、『脳が先か、心が先か』(共著)大正大学出版会 2009年など

高橋 秀裕(タカハシ シュウユウ)

1954年生。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。大正大学人間学部准教授。『ニュートン―流率法の変容』東京大学出版会 2003年、「流率算の普及について―エドマンド・ストーンの『流率法』(1730)」『京都大学数理解析研究所考究録』№1625 2009年など

小林 伸二(コバヤシ シンジ)

1962年生。大正大学大学院文学研究科史学専攻博士課程中退。大正大学文学部教授。『中国古代史研究第7』(共著)研文出版 1997年、「魯国外交をめぐって」『三康文化研究所年報』第39号 2008年など

森 晴彦(モリ ハルヒコ)

1960年生。大正大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程単位取得満期退学。大正大学表現学部准教授。『新勅撰和歌集巻頭巻軸歌の研究』おうふう 2008年、「小説の創作過程における先行事例の機能について―近代・現代文学の二潮流と日本モデル」『自然と文化』18号 2006年など

卯月 研次(ウヅキ ケンジ)

1969年生。上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。大正大学人間学部准教授。『臨床心理学のための調査研究入門』(共著)大正大学出版会 2003年、『心の問題への治癒的アプローチ』(共訳)新曜社 2007年など

滝沢 和彦(タキザワ カズヒコ)

1956年生。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得満期退学。大正大学人間学部教授。『教育基礎学』(共著)、『教職論』(共著)ともに培風館 2010年、『アメリカの幼稚園運動』明治図書 1988年など

井出 裕久(イデ ヒロヒサ)

1956年生。東洋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得満期退学。大正大学人間学部教授。『現象学的社会学を何を問うのか』(共編著)勁草書房 1998年、「過労死と〈仕事〉の信憑」『大正大学研究論叢』第7号 1999年など

新田 秀樹(ニッタ ヒデキ)

1958年生。東京大学法学部卒業。大正大学人間学部教授。『社会保障改革の視座』信山社 2000年、『自立支援と社会保障』(共著)日本加除出版 2008年、『国民健康保険の保険者』信山社 2009年、『トピック社会保障法[第4版]』(編者)不磨書房 2010年など

荒川 康(アラカワ ヤスシ)

1967年生。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程修了。大正大学人間学部准教授。『コモンズをささえるしくみ―レジティマシーの環境社会学』(共著)新曜社 2006年、『里川の可能性―利水・治水・守水を共有する』(共著)新曜社 2006年など

西蔭 浩子(ニシカゲ ヒロコ)

1949年生。コロンビア大学大学院(英語教授法)修了。大正大学表現学部教授。『3段階の発想で英語が伝わる!英語100のツボ』ジャパンタイムズ 2008年、『英語で話すための日本図解事典』小学館 2009年など

塩入 法道(シオイリ ホウドウ)

1954年生。大正大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程単位取得満期退学。大正大学仏教学部教授。『観音経読み解き事典』(共著)柏書房 2000年、『法華経入門』(共著)大法輪閣 2003年など

平井 宥慶(ヒライ ユウケイ)

1943年生。大正大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程満期退学。大正大学仏教学部教授。『シルクロードを佛教が往く(上・下)』大東出版社 1996年・1997年、「新国訳大蔵経」インド撰述部・本縁部 『太子瑞應本起経・仏所行讃』(共著)大蔵出版 2002年など

司馬 春英(シバ ハルヒデ)

1951年生。大正大学大学院文学研究科宗教学専攻博士課程単位取得満期退学。大正大学文学部教授。『唯識思想と現象学―思想構造の比較研究に向けて』大正大学出版会 2003年、「現象学と大乗仏教」『思想』№916 岩波書店 2000年、『脳が先か、心が先か』(共著)大正大学出版会 2009年など

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

緒言―――星川啓慈
文明としての教育と教養―――山崎正和
批判的思考と教養―――星川啓慈
独創的な発想をするための教養―――高橋秀裕
歴史を知るための教養―――小林伸二
文学作品を読むための教養―――森晴彦
現代人の心に寄り添う教養―――卯月研次
中学・高校の教師が持つべき教養――教職教養とは何か―――滝沢和彦
社会のなかの知識と教養――わたしたちの求める教養―――井出裕久
福祉社会を生きるための教養―――新田秀樹
環境を通してみる教養―――荒川康
現代世界を知るための外国語教養―――西蔭浩子
教養としての仏教―――塩入法道
教養と仏教―――平井宥慶
「気づく力」としての教養――「教養」の終わりと始まり―――司馬春英
あとがき―――司馬春英


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