大学出版部協会

 

語り合う文学教育

語り合う文学教育

A5判 225ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-903866-01-7
奥付の初版発行年月:2010年02月

内容紹介

 藤原和好さんによる『語り合う文学教育-子どもの中に文学が生まれる-』には、著者と語り合う
文学教育の会の理念に基づいた、実際の子ども・教材・教室を拠り所とする考察が記されています。
「文学作品(本文)との葛藤の結果、読み手である子どもの中に生まれる文学作品を見出し、これを
意義づけ」ることを主張する本書の議論は、様々な理論的な研究にも裏打ちされています。しかし、
抽象論の引用はごくわずかです。平易な文体で具体的な論が述べられています。抽象的な理論をふま
えつつも、それ以上に「サークルで報告されるレポート」からとらえられる「子どもの内側に成立し
ている文学の世界」を厳しく見つめてきたことが、こうした論述に結実しているのでしょう。
 この本は藤原さんが考えてきたことの集積です。これまでの取り組みをまとめるとともに、その過
程あるいはそこに至るまでの経験や思いが記されています。その一方で、本書は「集団的な討議」す
なわちサークルのメンバーとの絶えざる交流によってもたらされた成果でもあります。ですから、こ
の本は著者の考察の集積であると同時に、今日までに積み重ねられてきた教育実践を示し、その意義
を明らかにするものでもあります。ぜひとも日々の授業に臨んでいる人たちに読んでもらいた
いと思います。


目次

二つの「お手紙」(子どもの中に生まれる文学)
〈語り合う文学教育〉はどのようにして生まれたか
語り合う文学教育(教師にとっての意義)
文学作品との出会い―語り合う文学教育の会はなぜ読みのマニュアルをつくらないのか―
読み深め(虚構との出会い)
「感動は教えられない」か?
〔感じる力〕を育てる
賢治作品と子どもとをどうつなぐか
状況を読む(心情主義を乗り越えるために)
語り合う文学教育と説明文の指導


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。