大学出版部協会

 

紛争のなかのヨーロッパ中世

紛争のなかのヨーロッパ中世

A5判 384ページ
定価:6,000円+税
ISBN978-4-87698-684-2(4-87698-684-3) C3022
奥付の初版発行年月:2006年07月 / 発売日:2006年06月中旬

内容紹介

ヨーロッパの歴史研究で,いま最もホットなテーマが「中世紛争」である.絶対王権=国家という枠組みが形成される以前の中世社会において,紛争はどうして起こり,いかに和解されたか.教会・国王・領主・騎士・農民…紛争は,さまざまな主体間で争われ,要因も複雑だが,和解の態様にこそ中世の特異性がある.世界的に著名な論文12篇を収載した必携の書.


目次

序文 中世紛争研究の課題  服部 良久

第1部 法と友愛の秩序

第1章 「各人にその取り分を」
-11-13世紀南フランスにおける法と紛争解決-
フレドリック・L・チェイエット(図師宣忠訳)
第2章 「合意は法に勝り、和解は判決に勝る」
-11世紀西フランスにおける和解による紛争解決-
スティーヴン・D・ホワイト(轟木広太郎訳)
第3章 アングロ=サクソン期イングランドにおける
証書・法・紛争解決
パトリック・ウォーモルド(中村敦子訳)

第2部 紛争と和解の戦略

第4章 紛争行為と法意識
-12世紀におけるヴェルフェン家-
ゲルト・アルトホーフ(服部良久訳)
第5章 中世イングランドにおけるフェーデ
ポール・R・ハイアムズ(西岡健司訳)
第6章 帝国都市ニュルンベルクとのフェーデに見る
チェコ貴族の自意識
ミロスラフ・ポリーフカ(藤井真生訳)
第7章 「復讐するは我にあり」
-15・16世紀フリウリのフェーデにおける貴族クランと農村共同体-
フリオ・ビアンコ(高田良太訳)

第3部 裁き赦す権力

第8章 ビザンツにおける殺人・アジール・法
ルース・J・マクリデス(橋川裕之訳)
第9章 恩赦と死刑
-中世末期におけるフランス国王裁判の二つの相貌-
クロード・ゴヴァール(轟木広太郎訳)
第10章 「都市は滅びうる」
-ブルゴーニュ・ハプスブルク期(14-16世紀)低地地方における都市破壊の政治的動機-
マルク・ボーネ(青谷秀紀訳)

第4部 祈る人・戦う人と平和

第11章 俗人と「神の平和」
ジョルジュ・デュビー(高木啓子訳)
第12章 近年の研究が照らしだす「神の平和」運動
ハンス=ヴェルナー・ゲッツ(宮坂康寿訳)

関連地図
索  引
訳者紹介


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。