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アートマネージメントを学ぶ

アートマネージメントを学ぶ

A5判 並製
定価:2,600円+税
ISBN978-4-86463-068-9 C3070
奥付の初版発行年月:2018年04月 / 発売日:2018年03月下旬

内容紹介

アートの力で世界は変わる
社会とアートとの永続的な関係を構築しながら
21世紀に相応しいさまざまな変革を促すために
いま求められているアートマネージメントとは


あらゆる面で変革が求められるいまの時代にこそ、アートが担うべき役割がある。多様なアートの力をうまく引き出しながら社会へ有効に働きかける、真のアートマネージメントを探究する。さまざまな事例やアートマネージメントの理論的背景なども紹介。アートマネージメントの実践へ、その第一歩となる一冊。

著者プロフィール

新見 隆(ニイミ リュウ)

1958年、広島県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。専門は、美術史、デザイン史、美術館学。セゾン美術館学芸員を経て、現在、武蔵野美術大学造形学部教養文化・学芸員課程教授、大分県立美術館館長、イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問、二期リゾート文化顧問。著書に『空間のジャポニズム――建築・インテリアにおける日本趣味』(INAX、1992年)、『モダニズムの建築・庭園をめぐる断章』(淡交社、2000年)、『キュレーターの極上芸術案内』(武蔵野美術大学出版局、2015年)、『イサム・ノグチ――庭の芸術への旅』(同、2018年)ほか。共著に『ミュゼオロジーへの招待』(同、2015年)、『ミュゼオロジーの展開』(同、2016年)ほか。コラージュ、箱、人形、焼きもの、ガラス、食のスケッチで個展も行っている。

伊東 正伸(イトウ マサノブ)

1961年、静岡県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。毎日新聞社(事業部、英文毎日局編集部「毎日デイリーニューズ」記者)を経て、1991年より国際交流基金に勤務。「テイストと探究――1990年代の日本美術」展(アジア巡回)、「写楽再見」展ほか、多数の展覧会を企画担当。ヴェネチア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレ、インド・トリエンナーレの日本参加にも携わった。1998年より横浜トリエンナーレ担当となり、第一回展(2001年)の立ち上げに参画、第三回展(2008年)では事務局長を務めた。現在、国際交流基金ジャポニスム事務局部長、審議役(美術担当)。

加藤 義夫(カトウ ヨシオ)

1954年、大阪府生まれ。グラフィック・デザイナーやギャラリストを経て、インディペンデント・キュレーター、美術評論家となる。現在、加藤義夫芸術計画室主宰。武蔵野美術大学・近畿大学・大阪芸術大学・神戸大学などで非常勤講師。朝日新聞大阪本社文化欄美術評担当。国際美術評論家連盟会員、ART OSAKA実行委員。その他に、大阪府文化スタッフ(2003~05年)、武蔵野美術大学「αMプロジェクト」キュレーター(2006~07年)、兵庫県立美術館評価委員(2007~08年)、群馬青年ビエンナーレ審査委員長(2008、2010年)、あいちトリエンナーレ地域展開事業「アーツチャレンジ」選考委員及びキュレーター(2008~13年)、神戸都市創造モデル事業評価委員(2009~10年)、芦屋市文化振興審議会委員(2017年~)を歴任する。

金子 伸二(カネコ シンジ)

1964年、千葉県生まれ。武蔵野美術短期大学生活デザイン科卒業。上智大学文学部哲学科卒業、同大学院哲学研究科哲学専攻博士前期課程修了。専門は、造形をめぐる言説の分析。現在、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程芸術文化学科教授。著書に『造形学概論』(武蔵野美術大学出版局、2004年)、共著に『ミュゼオロジーへの招待』(同、2015年)、『ミュゼオロジーの展開』(同、2016年)ほか。論文に「1990年代前半の社会教育雑誌におけるワークショップ論の構成」『武蔵野美術大学研究紀要』(第43号、2012年)ほか。

山出 淳也(ヤマイデ ジュンヤ)

1970年、大分県生まれ。NPO法人BEPPU PROJECT代表理事。アーティストとしての活動を経て、2005年にNPO法人BEPPU PROJECTを立ち上げる。別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」(2009、2012、2015年)、「ベップ・アート・マンス」(2010年~) 、「in BEPPU」(2016年~)など、現代芸術の紹介や普及、フェスティバルの開催や地域性を活かした企画の立案、人材育成、地域情報の発信や出版事業、商品開発、ハード整備などを通じて、アートを活用した魅力ある地域づくりに取り組み、アートが持つ可能性の普遍化を目指す。平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(芸術振興部門)。文化庁第15期文化政策部会文化審議会委員、「第33回国民文化祭・おおいた2018/第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」市町村実行委員会アドバイザー(2016年~)なども務める。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 プロジェクト・フォー・サヴァイヴァル――アートマネージメントの根源的欲望のために 新見 隆

第1章 文化行政と美術展――アートがつむぐ社会 伊東正伸
第1節 美術展をめぐる日本の文化事情
第2節 美術の国際交流
第3節 国際展の現状と未来
第4節 横浜トリエンナーレ2008を振り返る

第2章 美術の経済性――アートの命をめぐって 加藤義夫
はじめに
第1節 展覧会というかたち
第2節 画廊と画商
第3節 アート命! 画廊の現場から
第4節 アートフェアとコレクターの存在
第5節 アートマネージメントの準備運動
東京地域・名古屋地域・関西地域の主な「完全企画画廊」と「企画及び貸画廊」

第3章 アートマネージメント論の思想的背景 金子伸二
はじめに
第1節 「アートマネジメント人材」とは何者か
第2節 アートマネージメント論の源泉
第3節 アートマネージメント論におけるピラミッドモデルの問題
おわりに
附論:円環としてのマネージメント、あるいは馬術について

第4章 地域とアートプロジェクトの現状――BEPPU PROJECTの活動 山出淳也
はじめに
第1節 BEPPU PROJECTとは?
第2節 国際芸術祭の実現に向けて
第3節 アートプロジェクトがもたらす変化とその広がり
第4節 地域におけるアートの役割

第5章 「アートプロジェクト」の進め方――知っておくべきさまざまなこと 加藤義夫
第1節 「アートプロジェクト」を知る
第2節 「アートプロジェクト」を進める


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