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 旅からみた世界と歴史旅と交流

北大文学研究科ライブラリ9
旅と交流 旅からみた世界と歴史

四六判 220ページ 並製
定価:2,400円+税
ISBN978-4-8329-3387-3 C1039
奥付の初版発行年月:2015年04月 / 発売日:2015年04月下旬

内容紹介

ブッダとイエスの旅、中世ヨーロッパの旅と時間の概念、イランの王様のヨーロッパ旅行、万里の長城と日本人、日本や外国の漂流民の旅、国際移民など、地域と時代を越えた旅の世界に出かけましょう。各執筆者が楽しい話題でガイドします。

著者プロフィール

細田 典明(ホソダ ノリアキ)

一九五七年生、北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、北海道大学大学院文学研究科・教授(宗教学インド哲学講座)。論文に“The simile of the leech (jal《a ̄》yuk《a ̄》) as sa《m・》s《a ̄》rin,” (Three mountains and seven rivers, Motilal Banarsidass Publishers, 2004), 「『雑阿含』道品念處相応」(『インド哲学仏教学論集』第二号、二〇一四年)。

佐々木 啓(ササキ ケイ)

一九五九年生、北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、北海道大学大学院文学研究科・教授(宗教学インド哲学講座)。共著に『聖と俗の交錯』(北海道大学図書刊行会、一九九三年)、『面白いほどよくわかるキリスト教』日本文芸社、二〇〇八年)。

守川 知子(モリカワ トモコ)

一九七二年生、京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学、博士(文学)。現在、北海道大学大学院文学研究科・准教授(東洋史学講座)。単著に『シーア派聖地参詣の研究』(京都大学学術出版会、二〇〇七年)、論文に「地中海を旅した二人の改宗者││イラン人カトリック信徒とアルメニア人シーア派ムスリム」(長谷部史彦編『地中海世界の旅人』慶應義塾大学言語文化研究所、二〇一四年)、「サファヴィー朝の対シャム使節とインド洋││『スレイマーンの船』の世界」(『史朋』第四六号、二〇一三年)。

山本 文彦(ヤマモト フミヒコ)

一九六一年生、東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了、博士(文学)。現在、北海道大学大学院文学研究科・教授(西洋史学講座)。単著に『近世ドイツ国制史研究││皇帝・帝国クライス・諸侯』(北海道大学図書刊行会、一九九五年)、訳書に『神聖ローマ帝国一四九五―一八〇六』(ピーター・H・ウィルスン著、岩波書店、二〇〇五年)、『中世ヨーロッパ社会の内部構造』(オットー・ブルンナー著、知泉書館、二〇一三年)。

武田 雅哉(タケダ マサヤ)

一九五八年生、北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、北海道大学大学院文学研究科・教授(中国文化論講座)。単著に『〈鬼子〉たちの肖像││中国人が描いた日本人』(中央公論新社、二〇〇三年)、『楊貴妃になりたかった男たち││〈衣服の妖怪〉の文化史』(講談社、二〇〇七年)、『万里の長城は月から見えるの?』(講談社、二〇一一年)。

橋本 雄(ハシモト ユウ)

一九七二年生、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。北海道大学大学院文学研究科・准教授(日本史学講座)。単著に『中華幻想││唐物と外交の室町時代史』(勉誠出版、二〇一一年)、『偽りの外交使節││室町時代の日朝関係』(歴史文化ライブラリー、吉川弘文館、二〇一二年)、『〝日本国王″と勘合貿易』(NHKさかのぼり日本史・外交篇7室町、NHK出版、二〇一三年)。

吉開 将人(ヨシカイ マサト)

一九六七年生、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、博士(文学)。現在、北海道大学大学院文学研究科・准教授(東洋史学講座)。論文に「鳥居龍蔵と東アジア││歴史学説と心象地理」(北村清彦編『北方を旅する』北海道大学出版会、二〇一〇年)、「歴史意識と世界像││南越の歴史は中国史かそれともベトナム史か」(濱下武志ほか編『中国の歴史』有斐閣、二〇一五年)。

樽本 英樹(タルモト ヒデキ)

東京大学大学院人文・社会系研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、北海道大学大学院文学研究科・准教授(社会システム科学講座)。単著に、『よくわかる国際社会学』(ミネルヴァ書房、二〇〇九年)、『国際移民と市民権ガバナンス││日英比較の国際社会学』(ミネルヴァ書房、二〇一二年)、共編著に『現代人の国際社会学・入門││トランスナショナリズムという視点』(西原和久と共編著、有斐閣、二〇一五年刊行予定)。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 はじめに
第一章 出家と自己の探究…細田典明
    ――ブッダ最後の旅
 はじめに  
 一 人生の目的と生活期  
 二 出家と遍歴
   ――『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』に見る「出家」の表明  
 三 ブッダの出家と説法の旅  
 四 自己の探究と旅  
第二章 聖書と旅…佐々木 啓
 はじめに  
 一 旧約聖書と新約聖書  
 二 旧約聖書における旅  
 三 新約聖書における旅  
 四 聖書外典・偽典における旅  
 結論にかえて  
第三章 イランの王さま、ヨーロッパへ行く…守川知子
 一 ガージャール朝君主ナーセロッディーン・シャーとその時代  
 二 ナーセロッディーン・シャーの第一回ヨーロッパ旅行  
 三 イランの王さまの見たヨーロッパ  
 四 ヨーロッパの見た「ペルシアの王さま」  
 五 旅を終えて  
第四章 郵便と旅行…山本文彦
    ――近世ドイツにおけるコミュニケーション革命
 一 中世ヨーロッパの旅  
 二 「郵便の発見」  
 三 郵便路線の旅  
 四 時間・空間意識の変化  
 おわりに  
第五章 万里の長城を見に行った日本人…武田雅哉
 一 万里の長城は月から見えるの?  
 二 最初に長城を見た日本人?  
 三 長城を見に行った日本人  
 四 満洲国と長城  
 五 感傷の長城  
 六 長城以東の〈ユートピア〉  
 七 オトナリに行けば、まだまだ「見える」らしい?  
 八 日本人は長城を見たのか?  
第六章 八重山に漂流した朝鮮人たち…橋 本  雄
    ――彼らはなぜ、どのようにして朝鮮へ送還されたのか?
 はじめに  
 一 琉球列島への朝鮮人漂流民と済州島  
 二 一四七七年済州島人漂流民金非衣らの送還ルート  
 三 漂流民の見た琉球社会  
 四 済州島人漂流民はなぜ送還されたのか?  
 五 琉球―朝鮮間を往来する博多商人  
 おわりに  
第七章 江戸時代漂流民と「安南国王」阮福映…吉開将人
    ――漂流記から読み解くベトナム史
 はじめに  
 一 大乗丸漂流に関する諸史料  
 二 漂流から帰還まで  
 三 漂流記の記述と「安南」「国王」問題  
 四 「景興」年号  
 五 「景興」「安南」「国王」問題  
 六 宗主国清朝の文書史料  
 七 阮福映の黎朝正統観  
 八 漂流民と阮福映の外交  
 おわりに  
第八章 国境を越える旅の社会学…樽本英樹
 一 国際移民という「旅」  
 二 国際移民による社会の変容と「交流」  
 三 国際移民への対処  
 四 国際移民という「旅」と「交流」のこれから  
おわりに  
執筆者紹介  

関連書

【北大文学研究科ライブラリ】
1  『言葉のしくみ』 2010、北海道大学出版会
2  『北方を旅する』 2010、北海道大学出版会
3  『死者の結婚』 2010、北海道大学出版会
4  『老い翔る』 2011、北海道大学出版会
5  『笑い力』 2011、北海道大学出版会
6  『誤解の世界』 2012、北海道大学出版会
7  『生物という文化』 2013、北海道大学出版会
8  『生と死を考える』 2015、北海道大学出版会
9  『食と文化』 2015、北海道大学出版会


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