大学出版部協会

 

メカニズムデザインと意思決定のフロンティア

メカニズムデザインと意思決定のフロンティア

A5判 200ページ 上製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-7664-2144-6 C3033
奥付の初版発行年月:2014年05月 / 発売日:2014年05月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
この大学出版部の本一覧
在庫あり

内容紹介

ミクロ経済学、最先端の断片集
制度設計の技術は高度化し、意思決定の描写は細緻化へ

著者プロフィール

坂井 豊貴(サカイ トヨタカ)

慶應義塾大学経済学部教授
1975年生まれ.ロチェスター大学Ph.D.(経済学).横浜市立大学,横浜国立大学,慶應義塾大学の准教授を経て,2014年より現職.国際学術誌に論文多数.
単著:
『マーケットデザイン入門――オークションとマッチングの経済学』(ミネルヴァ書房 2010)
『マーケットデザイン――最先端の実用的な経済学』(ちくま新書 2013)
『社会的選択理論への招待――投票と多数決の科学』(日本評論社 2013)

上記内容は本書刊行時のものです。

【編著者】
坂井豊貴(さかい とよたか)〔1章・3章・7章〕
慶應義塾大学経済学部教授

【執筆者】
佐野隆司(さの りゅうじ)〔2章〕
京都大学経済研究所助教授
1983年生まれ.東京大学大学院経済学研究科博士課程修了.博士(経済学).大阪大学社会経済研究所講師を経て,2013年より現職.
主な著作に,“Vickrey-reserve auction and an equilibrium equivalence,” Mathematical Social Sciences (2013), “Non-bidding equilibrium in an ascending core-selecting auction,” Games and Economic Behavior (2012)など.

池邉暢平(いけべ ようへい)〔3章〕
日本銀行勤務.
1992年生まれ.2014年慶應義塾大学経済学部卒業.

田村 彌(たむら わたる)〔4章〕
東京大学大学院経済学研究科特任講師
1986年生まれ.大阪大学大学院経済学研究科修了(経済学博士).2013年より現職.
主な著作に,“Auction platform design and the linkage principle,” CARF Working Paper F-330,“Optimal monetary policy and transparency under informational frictions,” CARF Working Paper F-329など.

柘植隆宏(つげ たかひろ)〔5章〕
甲南大学経済学部教授
1976年生まれ.博士(経済学)神戸大学.高崎経済大学講師,甲南大学准教授を経て,2014年より現職.
主な著作に,『初心者のための環境評価入門』(勁草書房 2013,栗山浩一氏・庄子康氏との共著),『環境評価の最新テクニック:表明選好法・顕示選好法・実験経済学』(勁草書房 2011,栗山浩一氏・三谷羊平氏との共編著)など.

林 貴志(はやし たかし)〔6章〕
グラスゴー大学アダム・スミス・ビジネススクール経済学教授
1974年生まれ.ロチェスター大学Ph.D.(経済学).
テキサス大学オースティン校助教授を経て2012年より現職.
主な著作に,『ミクロ経済学』(ミネルヴァ書房 2007,増補版 2013),“Preference aggregation with incomplete information,” Econometrica (共著,近刊),“Smallness of a commodity and partial equilibrium analysis,” Journal of Economic Theory (2013), “Attitude toward imprecise information,” Journal of Economic Theory (共著,2008), “Regret aversion and opportunity dependence,” Journal of Economic Theory (2008)など.

大谷秀平(おおたに しゅうへい)〔7章〕
慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程
1989年生まれ.2014年慶應義塾大学経済学部卒業.
主な著作に,“Strategy-proof reassignment of arrival slots,” mimeo, (2014), “Axiomatizations of Vickrey auctions with non-quasi-linear preferences: a unified approach (with Toyotaka Sakai),” mimeo, (2013)など.

目次

 編者まえがき

第1章 グローヴスメカニズム  坂井豊貴
 1 はじめに
 2 メカニズムデザイン
  2.1 準線形環境
  2.2 メカニズム
  2.3 耐戦略性とグローヴスメカニズム
  2.4 ピボタルメカニズム
 3 公理的特徴付け
  3.1 準備
  3.2 ホルムストロームの定理
 4 おわりに

第2章 コア選択オークション   佐野隆司
 1 はじめに
 2 モデル
 3 VCGメカニズムとコア配分の関係
 4 コア選択オークションの均衡
  4.1 完備情報下のナッシュ均衡
  4.2 コア選択オークションと均衡同値性
  4.3 不完備情報の均衡分析
 5 おわりに

第3章 国債オークション   池邉暢平・坂井豊貴
 1 はじめに
 2 国債市場の中身
  2.1 国債市場
  2.2 国債の種類
  2.3 発行市場の詳細
 3 オークション方式の検討
  3.1 国債オークションの特徴
  3.2 様々な方式
 4 おわりに

第4章 最適シグナル   田村 彌
 1 はじめに
 2 例
 3 2つのアプローチ
  3.1 メカニズムデザインアプローチ
  3.2 ビリーフデザインアプローチ
 4 情報提供者がコントロールできない情報がある場合
  4.1 BCEアプローチ
  4.2 ビリーフデザインアプローチを用いた解法
 5 応用
  5.1 広告情報のコントロール
  5.2 価格差別とセグメンテーション
 6 おわりに

第5章 表明選好法と熟議型貨幣評価   柘植隆宏
 1 はじめに
 2 環境の価値と評価手法
  2.1 環境の価値
  2.2 環境評価手法
 3 表明選好法
  3.1 仮想評価法(CVM)
  3.2 コンジョイント分析
 4 表明選好法の前提を巡る議論
  4.1 前提の妥当性に対する疑問
 5 熟議型貨幣評価(DMV)
  5.1  DMVの方法
  5.2  DMVの研究動向
 6 おわりに

第6章 危険と不確実性のもとでの意思決定   林 貴志
 1 はじめに
 2 客観的期待効用理論
  2.1 危険態度
  2.2 期待効用表現:発見的構成法
  2.3 危険選好の期待効用表現
  2.4 期待効用表現の公理的特徴付け
  2.5 独立性と動学的整合性
  2.6 多段階くじの環元と帰結主義
 3 主観的期待効用理論
  3.1 主観的信念の同定
  3.2 Savageの主観的期待効用理論
  3.3 Anscombe = Aumannの主観的期待効用理論
 4 信念の曖昧さ
  4.1 Ellsbergの逆理
  4.2 非加法的主観的期待効用理論
  4.3 multiple-priors主観的期待効用
  4.4 2階の信念と曖昧さ回避
 5 情報と信念
 6 信念の改訂
  6.1 ベイズ改訂と動学的整合性
  6.2 曖昧な信念の改訂

第7章 空港到着枠の再編成マッチング   大谷秀平・坂井豊貴
 1 はじめに
 2 到着スケジュールの組み替え
 3 コンプレッション・アルゴリズムとコア
 4 トレード・サイクル・アルゴリズム
 5 おわりに
 
 索 引

 


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。