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意識の形而上学 一九八七年 ― 一九九三年

井筒俊彦全集第十巻
意識の形而上学 一九八七年 ― 一九九三年

井筒 俊彦:著, 木下 雄介:解題・索引
四六判 704ページ 上製函入(ビニールカバー付き)
定価:7,800円+税
ISBN978-4-7664-2080-7 C3310
奥付の初版発行年月:2015年05月 / 発売日:2015年05月下旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

▼井筒俊彦全集第十巻。一九八七年 ― 一九九三年に書かれた著作を、発表年月日順に収録。

▼生前単行本に収められなかった、アンケート「ギリシア悲劇と私」への回答、「二十世紀日本の読書遍歴」収録。

▼解題では、各著作の基本的な書誌情報に加えて、重要な校異を記す。

▼多岐にわたる内容をカバーする詳細な索引付き。

▼月報は、鏡リュウジ、鎌田繁、駒野欽一各氏による。井筒像を多角的に語る。

▼時代に則した写真を掲載。

▼底本には、著者生前の最終版を使用。

著者プロフィール

井筒 俊彦(イヅツ トシヒコ)

1914年東京・四ツ谷生まれ。1937年慶應義塾大学英語英文学科卒業、同大学文学部助手。1941年『アラビア思想史』、49年『神秘哲学』。1959年から2年間にわたって中近東・欧米でイスラーム研究に従事。1961年マギル大学客員教授、69年同大学イスラーム学研究所テヘラン支部教授、75年イラン王立研究所教授。
1979年イラン革命激化のためテヘランから日本に帰国。『意識と本質』(1980-82年)、『意味の深みへ』(1985年)、『コスモスとアンチコスモス』(1989年)、『超越のことば』(1991年)、絶筆『意識の形而上学』(1993年)など代表著作を発表。1993年北鎌倉の自宅にて逝去(78歳)。

木下 雄介(キノシタ ユウスケ)

中央大学、学習院大学、駒澤大学非常勤講師(フランス語)。
1957年東京都生まれ。1980年一橋大学社会学部卒業。1986年東京都立大学大学院博士課程満期退学。フランス文学・イスラーム哲学専攻。
主要業績:「不可解なペニュルチエーム――マラルメの散文詩『類推の魔』について」(『東京都立大学人文学報』1984年)、「イブン・シーナーの魂論」(『イスラーム哲学とキリスト教中世』I、岩波書店、2011年)、イブン・シーナー『魂について』(翻訳、知泉書館、2012年)等。

上記内容は本書刊行時のものです。

【著者】
井筒 俊彦(いづつ としひこ)

【解題・索引】
木下 雄介(きのした ゆうすけ)
中央大学、学習院大学、駒澤大学非常勤講師(フランス語)。

目次

 一九八七年
編纂の立場から

 一九八八年
中世ユダヤ哲学史における啓示と理性
言語現象としての「啓示」
アヴィセンナ・ガザーリー・アヴェロエス「崩落」論争
  ―― 『哲学の崩落』(Destructio philosophorum)と
      『崩落の崩落』(Destructio destructionis)をめぐって  
テクスト「読み」の時代  
思想と芸術〔安岡章太郎との対談〕 

 一九八九年
東洋思想
TAT TVAM ASI(汝はそれなり)
  ―― バーヤジード・バスターミーにおけるペルソナ転換の思想

 一九九〇年
マーヤー的世界認識
  ―― 不二一元論的ヴェーダーンタの思惟構造をめぐって
アンケート「ギリシア悲劇と私」への回答
「エラノス叢書」の発刊に際して ―― 監修者のことば
『イスラーム生誕』文庫版後記
意味論序説 ―― 『民話の思想』の解説をかねて

 一九九一年
マーク・テイラー『さまよう』への推薦文
『超越のことば』あとがき
「著作集」刊行にあたって

 一九九二年
アンケート「20世紀日本の読書遍歴」への回答
東洋哲学 覚書 その一 意識の形而上学 ―― 『大乗起信論』の哲学
『意識の形而上学』あとがきに代えて 井筒豊子

 一九九三年
二十世紀末の闇と光〔司馬遼太郎との対談〕
  
 解 題 木下雄介
 索 引


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