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 ―感情と身体の新たな地平を模索する感情資本主義に生まれて

慶應義塾大学教養研究センター叢書13
感情資本主義に生まれて ―感情と身体の新たな地平を模索する

四六判変型 120ページ 並製
定価:700円+税
ISBN978-4-7664-2042-5 C0336
奥付の初版発行年月:2013年03月 / 発売日:2013年04月中旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学出版会
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在庫あり

内容紹介

「要領のいい生き方」が最善なのか?

▼1960年代に登場した「感情社会学」とはどのようなものかを紹介し、昨今、注目を集めている「感情労働」などをキーワードに現代社会の問題を論じ、それを打ち破るための著者自身の実践を紹介する。

著者プロフィール

岡原 正幸(オカハラ マサユキ)

慶應義塾大学文学部教授。1980年、慶應義塾大学経済学部卒業。1980–81年、ミュンヘン大学演劇学専攻。1987年、慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。感情社会学や障害学やパフォーマンススタディーズをベースに理論と実地のフィールド研究や文化実践を行ってきた。『生の技法~家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(藤原書店、1990年、第3版 文庫版 生活書院、2012年)、『感情の社会学』(世界思想社、1997年)、『ホモ・アフェクトス~感情社会学的に自己表現する』(世界思想社、1998年)、『黒板とワイン~もうひとつの学び場「三田の家」』(慶應義塾大学出版会、2010年)などの著書がある。最近は、学生と共にパフォーマンスアート、アートプロジェクトやワークショップ、映画製作やイベントプロデュースなど、Arts-Based Researchとして実践している。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

0 はじめに―エロティック資本の媚態?

1 資本主義に生きること
 1-1 資本主義の今
 1-2 資本主義の身体―「触る」から「見る」へ

2 感情労働者であること
 2-1 1960年代―感情社会学の背景
 2-2 感情規則と感情労働
 2-3 ホステスと教授
 2-4 感情労働と身体

3 エモーション・コンシャスな社会の成立
 3-1 感情管理の歴史的な成立―文明化
 3-2 明るい感情労働/暗い感情労働―インフォーマル化
 3-3 デザインされる感情―マックとマック

4 煽られる自己
 4-1 自己啓発への誘惑
 4-2 セラピーカルチャーの隆盛
 4-3 自己実現という陥穽

5 感情資本主義
 5-1 感情資本と社会的再生産
 5-2 脱産業化と労働力
 5-3 感情と資本主義
 5-4 自己・労働・疎外

6 身体性と感情公共性―脱感情資本主義の実践(実戦)へ
 6-1 感情公共性と当事者主義―脱感情資本主義の実戦①
 6-2 パフォーマティブ社会学の構想―脱感情資本主義の実戦②

7 おわりに

文献案内

謝辞というあとがき


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