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 川村秀忠選集学習障害(幼)児の学習意欲と遊び学習の支援

学習障害(幼)児の学習意欲と遊び学習の支援 川村秀忠選集

A5判 232ページ 上製
定価:3,200円+税
ISBN978-4-7664-1841-5 C0037
奥付の初版発行年月:2011年06月 / 発売日:2011年06月下旬

内容紹介

学習障害(幼)児支援の理論と実践の手引書。
▼発達障害児や学習障害児教育の先駆者として長年研究し、実践してきた著作の集大成。
▼遊びを通して学習意欲を高める実践的な方法を紹介、基礎的技能の発達を促す遊びの支援や読み書き能力の発達を促す初期学習の支援等をイラスト入りで分かりやすく解説。

著者プロフィール

川村秀忠(カワムラヒデタダ)

略歴
1963年     東京教育大学教育学部卒業
1963~1972年  東京都立北養護学校教諭
1972~1980年  国立特殊教育総合研究所研究員・主任研究官・研究室長
1980~1999年  秋田大学教育学部・教育文化学部助教授・教授
1996~1999年  秋田大学教育学部・教育文化学部附属養護学校長(併任)
1999~2002年  東北大学大学院教育学研究科教授
2003~2006年  東日本国際大学経済学部・福祉環境学部教授
2003年11月   日本LD学会功労賞(第7号)受賞
2006~2009年  明星大学人文学部教授

所属学会等
日本LD学会(名誉会員)、特別支援教育士資格認定協会(S.E.N.S名誉会員)、日本特殊教育学会、日本発達障害学会、障害科学学会、日本教育心理学会、日本発達心理学会

主著
『学習障害』(慶應通信、単著)
『PREB学習レディネス診断検査法』(慶應通信、共著)
『発達の気がかりな乳幼児の早期発達診断』(川島書店、共著)
『発達に遅れのある子どもの個別指導プログラム』(川島書店、単著)
『発達障害児の早期指導プログラム』(慶應通信、単編著)
『発達障害児の就学前期指導プログラム』(慶應通信、単編著)
『学習の基礎をつくる100の遊び』(学習研究社、単編著)
『新版 学習障害』(慶應通信、単編著)
『学習障害児の内発的動機づけ』(東北大学出版会、単著)
『発達障害児の学習意欲をはぐくむ』(慶應義塾大学出版会、単編著)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに

第1章 学習障害の意味
第1節 学習障害の定義
 1. アメリカ合衆国の場合
  (1) 定義論争の経緯
  (2) 代表的な二つの定義
 2. わが国の場合
  (1) 協力者会議(中間報告)の定義
  (2) 協力者会議(報告)の定義
 3. 定義の分類
  (1) 概念的な定義
  (2) 操作上の定義
第2節 学習障害児の心理-教育的な特徴
 1. 必須の特徴
  (1) 学習困難
  (2) 個人内差
 2. 併有するかもしれない特徴

第2章 学習障害の適正判断
第1節 適正判断の前提
 1. 専門家チームによる協定
 2. 判断基準への準拠
第2節 適正判断基準と方法
 1. 学習困難の把握
  (1) 基 準
  (2) 方 法
  (3) 留意点
 2. 個人内差の把握
  (1) 基 準
  (2) 方 法
  (3) 留意点
 3. 中枢神経系機能障害の確認
  (1) 基 準
  (2) 方 法
  (3) 留意点
 4. 除外条項に関する検討
  (1) 基 準
  (2) 方 法
  (3) 留意点

第3章 個別授業計画の作成
第1節 アメリカ合衆国における個別教育計画
 1. 全障害児教育法の基本理念
 2. IEP委員会の構成
 3. IEPに記載される事項
第2節 わが国における個別の指導計画
 1. 先導的な試み
 2. 個別指導計画の作成が義務づけられた頃の賛否両論
 3 . 授業創りのための個別の指導計画
第3節 個別授業計画の作成
 1. 実態把握
  (1) 発達様相全般の把握
  (2) 教育環境や教育経験の把握
  (3) 学習能力や認知能力の把握
 2. 個別授業計画
   (1) 授業目標の設定
   (2) 授業内容の設定
  (3) 授業評価の実施
第4節 保護者との新しい協力関係
 1. 保護者の学校教育への介入に対する賛否両論
 2. 保護者との緊密な連携
  (1)「伝え合い、知り合う」こと
   (2)「話し合い、決め合う」こと

第4章 学習意欲に影響を及ぼす教師の基本的姿勢:その実践的な検証
第1節 目 的
 1. 研究の背景
  (1) 動機づけと発達の両方を重視する教育的アプローチ
  (2) 内発的動機づけ
  (3) 主要な心理的欲求
  (4) 交流感・有能感・自己決定感の充足手立て
 2. 研究の目的
第2節 方 法 
 1. 研究資料収集
  (1) 学習障害の適正判断
  (2) 個別授業計画の作成
  (3) 個別授業の展開
 2. 研究資料の検討
  (1) 動機づけの類別
  (2) 充足手立ての評定
  (3) 充足手立ての統計的処理
第3節 結 果
 1. 幼稚園期学習障害児の場合
   (1) 研究対象児
   (2) 内発的動機づけ支援方略
 2. 小学校低学年期学習障害児の場合
  (1) 研究対象児
  (2) 内発的動機づけ支援方略
 3. 小学校中~高学年期学習障害児の場合
  (1) 研究対象児
   (2) 内発的動機づけ支援方略
第4節 考 察
 1. 充足手立てが効能を発揮する時期3
  (1) 交流感の充足手立て
  (2) 有能感の充足手立て
  (3) 自己決定感の充足手立て
  (4) 交流感・有能感・自己決定感の充足手立て全体
 2. 効能を発揮する充足手立ての意義
  (1) 交流感の充足手立て
  (2) 有能感の充足手立て
  (3) 自己決定感の充足手立て
  (4) 交流感・有能感・自己決定感の充足手立て全体

第5章 基礎的技能の発達を促す遊びの支援
第1節 情報処理過程の有能な機能化
第2節 基礎技能の発達を促す遊び
 1. ごっこ遊び
  (1) 模型おもちゃの操作遊び
  (2) 役割遊び
  (3) 鬼遊び
  (4) 劇遊び
 2. 構成遊び
  (1) はめ込み遊び
  (2) 通し遊び
  (3) 組み合わせ遊び
  (4) 組み立て遊び
 3.認知遊び
  (1) 識別遊び
  (2) 分類遊び
  (3) 空間把握遊び
  (4) 時間把握遊び
 4. 造形遊び
  (1) 描き遊び
  (2) 紙細工遊び
  (3) 粘土細工遊び
 5. ことば遊び
  (1) 聞き取り遊び
  (2) 話しことば遊び
  (3) 書きことば遊び

第6章 読み書き能力の発達を促す初期学習の支援
第1節 平仮名文字の学習
 1. 準備段階
  (1) 音節の明確な認知
  (2) 文字要素の学習
 2. 清音を表す平仮名文字学習
  (1) 清音44を表す平仮名文字の学習
  (2) 50音表の学習
  (3) くっ付き(助詞)線用の平仮名文字学習
 3. 濁音を表す平仮名文字の学習
  (1) 濁音20・半濁音5を表す平仮名文字の学習
  (2) 濁音・半濁音を含む50音表の学習
 4. 特殊な表記法の学習
  (1) 促音の表記法の学習
  (2) 長音の表記法の学習
  (3) 拗音の表記法の学習
  (4) 拗長音の表記法の学習
第2節 読み方の学習
 1. 文学作品の構造
  (1) 文学作品の構造
  (2) 文学作品の内容
 2. 読み方の学習支援過程
  (1) 導入の段階
  (2) 一次読み(範読)の段階
  (3) 二次読み(精読)の段階
  (4) 三次読み(朗読)の段階

引用文献
おわりに
著者紹介


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