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アジアの文人が見た民衆とその文化

アジアの文人が見た民衆とその文化

山本英史:編著
A5判 280ページ 上製
定価:3,300円+税
ISBN978-4-7664-1732-6 C3022
奥付の初版発行年月:2010年04月 / 発売日:2010年04月上旬
発行:慶應義塾大学出版会  
発売:慶應義塾大学言語文化研究所
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内容紹介

「書物」から浮かび上がるアジアの「民」
▼前近代のアジア、そしてイスラームの世界において、文人たちは「民」の生き様をどう著述したのか。哲学、歴史、文学の研究者が、アジア、アフリカ諸地域に遺された書物から、当時の知識人による民衆文化観を読み解く。言語文化研究の未来を拓く、9名の研究者による意欲的な論考集。

著者プロフィール

山本英史(ヤマモトエイシ)

慶應義塾大学文学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

石川 透(いしかわ とおる)
1959年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、国文学。主要著書に『奈良絵本・絵巻の生成』(三弥生書店、2003年)、『奈良絵本・絵巻の展開』(三弥生書店、2009年)などがある。



山本正身(やまもと まさみ)
1956年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、日本教育思想史。主要著書に『「教育」を問う教育学』(共著、慶應義塾大学出版会、2006年)、『教育思想史』(共著、有斐閣、2009年)などがある。



桐本東太(きりもと とうた)
1957年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、中国古代史・中国民俗学。主要著書に『中国古代の民俗と文化』(共著、刀水書房、2004年)、『南方熊楠を知る事典』(共著、講談社現代新書、1993年)などがある。



山本英史(やまもと えいし)
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、明清社会経済史、中国近代史。主要著書に『現代中国の履歴書』(慶應義塾大学出版会、2003年)、『清代中国の地域支配』(慶應義塾大学出版会、2007年)などがある。



嶋尾 稔(しまお みのる)
1963年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学言語文化研究所教授。専攻は、ベトナム史。主要論文・著書に「植民地期北部ベトナム村落における秩序再編について:郷約再編の一事例の検討」『慶應義塾大学言語文化研究所紀要』24、1992年、”The Sinification of the Vietnamese Village: Family Genealogy and Ancestral Hall.” ISHII Yoneo ed. The Changing Self Image of Southeast Asian Society during the 19th and 20th Centuries.Tokyo: The Toyo Bunko. 2009などがある。



佐藤健太郎(さとうけんたろう)
1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
現在、早稲田大学イスラーム地域研究機構・准教授。専攻は、マグリブ・アンダルス史。主要著書に関哲行・立石博高・中塚次郎編『世界歴史大系 スペイン史1 古代〜近世』(共著、「第三章 イスラーム期のスペイン」pp.70-135担当)(山川出版社、2008年7月)、私市正年・佐藤健太郎編『モロッコを知るための65章』(共編著、明石書店、2007年4月)などがある。



栗山保之(くりやま やすゆき)
1968年生まれ。中央大学大学院文学部研究科東洋史学専攻。現在、東洋大学文学部非常勤講師。専攻は、イエメン史、海域アジア史。主要論文に「13世紀のインド洋交易港アデン」『アジア・アフリカ言語文化研究』75号、2008年3月、「13世紀の紅海交易」『東洋学報』90-2、2008年9月などがある。



長谷部史彦(はせべ ふみひこ)
1962年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。専攻は、アラブ社会史。主要著書に、『中世環地中海都市の救貧』(編著、慶應義塾大学出版会、2004年)、佐藤次高編『西アジア史Ⅰ アラブ』〈新版世界各国史8〉(共著、山川出版社、2002年)などがある。



野元 晋(のもと しん)
1961年生まれ。マッギル大学(カナダ、モントリオール)大学院博士課程修了。Ph.D. 現在、 慶應義塾大学言語文化研究所教授。専攻は、イスラーム思想史(ことにシーア派諸派の思想)。主要論文・著書に、“Early Ismāʿīlī Thought on Prophecy According to the Kitāb al-Iṣlāḥ by Abū Ḥātim al-Rāzī (d. ca. 322/934-5)” (Ph. D. dissertation, McGill University, Montréal, 1999)、「イブン・ルシュド」 内山勝利・小林道夫・中川純男他編『哲学の歴史』、第3巻『神との対話[中世]』(中川純男責任編集、中央公論新社、2008、pp. 371-394)などがある。

目次

序   山本英史

浅井了意の仕事と著述   石川透

仁斎と益軒——近世儒者における知の位相——   山本正身

「移風易俗」原始   桐本東太

公牘の中の“良き民”と“悪しき民” ——清代康煕朝の事例を中心にして——   山本英史

ベトナムの家礼と民間文化   嶋尾稔

13世紀マグリブの知識人と聖者崇敬
 ——アブー・アッバース・アザフィーによる聖者伝を通して——   佐藤健太郎

前近代のインド洋におけるアラブの航海技術
 ——スライマーン・アルマフリーの航海技術書より——   栗山保之

『夜話の優美』にみえるダマスクスのマジュズーブ型聖者   長谷部史彦

あるイスマーイール・シーア派思想家が見たキリスト教とキリスト教徒:
 ラーズィー(322/933-4歿)の『預言の表徴』から第4章第5節の解題と翻訳   野元 晋


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