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女性と人権

女性と人権

B7 316ページ 上製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-7664-0760-0(4-7664-0760-1) C0036
奥付の初版発行年月:1999年09月 / 発売日:1999年09月上旬

内容紹介

共学一期生として慶應に学び母校教授となり、「男女雇用機会均等法」の改正にも力を尽くした法学者の評論・随想集。男女平等の実現を女権運動としてではなく、基本的人権の視点から考察する。


人見康子(ひとみ・やすこ)
一九二七年東京都生まれ。一九五〇年、慶應義塾大学法学部卒、法学博士。慶應義塾大学名誉教授、明海大学不動産学部教授。専門は民法、家族法。比較法学会監事、日本家族≪社会と法≫学会理事など。東京家庭裁判所参調会会長、日本調停協会連合会副理事長、婦人問題企画推進本部参与(総理府)、女性少年問題審議会会長(労働省)、法制審議会委員(法務省)など、国、地方公共団体の各種審議会委員や21世紀職業財団会長などを歴任。一九九八年二月一日、死去。
『現代夫婦財産法の展開』(鳳舎、一九七〇)など、著書、翻訳書、論文多数。

目次

序 人見康子先生追想   山田辰雄

Ⅰ 私の学問から
はじめに
妻は経済的にどう評価されているか
福祉部門の充実と婦人の能力育成を
権利の上に眠る者を法律は保護しない
民法と国民年金の中の女性像
中国の新婚姻法の動向
男女雇用平等法の制定に向けて
婚姻法・離婚法の改正に向けて
二十一世紀の経済社会における障害者雇用
日本相続法と配偶者相続権
法律から見た結婚

Ⅱ 折々の記
週給
「感情的動物」
夫婦は他人
新しい日本と女性の視野
女性の革新 インタビューから(1)
遺言するとき あなたは…
母と子の血のつながり
涙の卒業論文
異国女性の老後
恩師 小池隆一先生
斜陽大英帝国の若者たち
私の試験問題から
学連の歴史を語る、メモ書き入りの大会プログラム インタビューから(2)
ドライブ雑感
国際社会に通用する頭脳の人
二十一世紀への期待
「プリンキピア・マテマティカ」
『老い』(上)(下)
シェークスピア全集
子は宝
後輩への一言
女性は農家のブレイン
私の受験体験
体外受精と親子法の流れ
ワルシャワの一夜
世界を駆けるダンスの麗人 インタビューから(3)
数量化の落とし穴
代理の母と法律
男女産み分けと法律
女子学生さまざま
親子のきずな
ロンドンの休日
田中實先生追悼
不利益被るのは子
ロンドンの春
東西宮殿拝観記
運命の八月一五日
読書の秋
女性支援へ知名度向上に貢献 インタビューから(4)
仕事と育児を考える月間
霜月の行事
大学生の就職問題
婦人参政権五十周年
テムズ川の花火
不動産学の楽しみ
ロンドンの夏休み
企業の未来を拓く女性の能力

人見康子履歴資料
人見康子主要著作目録
あとがき


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