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 旅路の果てに〈改訳〉アルペイオスの流れ

叢書・ウニベルシタス1078
アルペイオスの流れ 旅路の果てに〈改訳〉

四六判 234ページ 上製
定価:3,400円+税
ISBN978-4-588-01078-1 C1398
奥付の初版発行年月:2018年04月 / 発売日:2018年04月下旬

内容紹介

海から出て、やがて辿り着く新しい岸辺でふたたび川となるアルペイオスの流れ。詩と文学、幻想とイメージ、遊び、自然、様々な物との出会いから一個の〈石〉へ、そして、挿話的な種としての人類という岸辺へ。ギリシアの川神に託して自らの思想の遍歴を語る自伝的作品の傑作。著者最後の書き下し。マルセル・プルースト賞受賞作品。没後40年を記念して改訳版刊行。

著者プロフィール

ロジェ・カイヨワ(カイヨワ ロジェ)

(Roger Caillois)
1913年、フランスのマルヌ県ランスに生まれる。エコール・ノルマルを卒業後アンドレ・ブルトンと出会い、シュルレアリスム運動に参加するが数年にして訣別。38年バタイユ、レリスらと「社会学研究会」を結成。39–44年文化使節としてアルゼンチンへ渡り『レットル・フランセーズ』を創刊。48年ユネスコにはいり、52年から《対角線の諸科学》つまり哲学的人文科学的学際にささげた国際雑誌『ディオゲネス』を刊行し編集長をつとめた。71年よりアカデミー・フランセーズ会員。78年に死去。思索の大胆さが古典的な形式に支えられたその多くの著作は、詩から鉱物学、美学から動物学、神学から民俗学と多岐にわたる。邦訳に、『戦争論』、『幻想のさなかに』(以上、法政大学出版局刊)『遊びと人間』、『蛸』、『文学の思い上り』、『石が書く』など多数。

金井 裕(カナイ ユウ)

1934年、東京に生まれる。京都大学仏文科卒。訳書に、カイヨワ『夢の現象学』、『ポンス・ピラトほか―カイヨワ幻想物語集』、シオラン『絶望のきわみで』、『時間への失墜』、『悪しき造物主』、『欺瞞の書』、『敗者の祈禱書』、『シオラン対談集』、『ルーマニアの変容』、『カイエ1957–1972』(日本翻訳文化賞受賞、日仏翻訳文学賞受賞)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

目次

プレリュード

第Ⅰ部
一 昨日はまだ自然──最初の知
二 少年時代の豊かな刻印
三 海──人の耕さぬところ
  イ 書物の世界
  ロ 括弧と裂け目
  ハ 解毒の書   
四 物の援け
五 イメージと詩
六 植物の条件
七 石についての要約
第Ⅱ部
一 宇宙──碁盤と茨の茂み
二 水泡
三 挿話的な種
四 魂の凪
訳注
訳者あとがき
改訳版訳者あとがき


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