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名目賃金の下方硬直性と金融政策デフレ下の賃金変動

デフレ下の賃金変動 名目賃金の下方硬直性と金融政策

A5判 288ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-040225-5(4-13-040225-0) C303
奥付の初版発行年月:2006年09月

内容紹介

低インフレ・デフレに陥った90年代以降の日本に「名目賃金の下方硬直性」が存在し,経済にどのような影響を与えたかを計量手法を用いて明らかにするとともに,行動経済学等のアプローチからその原因を追究することで,金融政策や労働政策のあるべき姿を考察する.


目次

序章 なぜ名目賃金の下方硬直性が問題なのか——本書の問題意識と構成
第I部 名目賃金は下方硬直的なのか
第1章 労働者個々人の名目賃金変化——ヒストグラムの観察
第2章 下方硬直性の検証——フリクション・モデルの推計
第II部 名目賃金の下方硬直性が経済に与える影響
第3章 失業への影響——マクロ・モデルのシミュレーション
第4章 離職への影響——ハザード・レート関数の推計
第5章 下方硬直性の存続期間、労働生産性、人件費や失業への影響
第III部 名目賃金の下方硬直性と金融政策
第6章 歴史的・国際的観点からみた名目賃金
第7章 下方硬直性の原因、伸縮性の原因——行動経済学と労働市場特性
第8章 残された論点と政策含意——九〇年代のわが国の経験をどう生かすか


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