20世紀アメリカ財政史3 レーガン財政からポスト冷戦へ
A5判 352ページ
価格:7,040円 (消費税:640円)
ISBN978-4-13-040219-4(4-13-040219-6) C303
奥付の初版発行年月:2005年06月
価格:7,040円 (消費税:640円)
ISBN978-4-13-040219-4(4-13-040219-6) C303
奥付の初版発行年月:2005年06月
内容紹介
1980年代末の冷戦終焉を機に,レーガン政権におけるサプライサイド重視の政策展開,軍事再拡充,福祉国家の再編などは,自由主義陣営をリードするアメリカが提示する「モデル」の再構築という側面をもつにいたった.第III巻では,「納税者の論理」をキーワードに展開される福祉国家のアメリカ的再編と財政再建の過程を追う.
目次
第7章 レーガン税制:アメリカの「納税者の論理」
福祉国家の歴史的転換と「納税者の論理」/1981年経済再建税法/1986年税制改革法/レーガン税制と福祉国家
第8章 レーガン共和党政権期の財政構造:「豊かな社会」の「小さな政府」
歴史的要請と財政的枠組み/軍事拡充/アメリカ型福祉国家の合理化と再編:アメリカ的方向の強化/国債政策とクラウディング・アウト現象
第9章 1990年代の冷戦終焉とアメリカ財政の再建
ブッシュ共和党政権期の財政構造:冷戦終焉とアメリカ的原則の確認/クリントン民主党政権期の財政構造:財政再建と福祉国家の再編
終章 21世紀への展望
20世紀末に純粋化したアメリカ・モデル/21世紀における価値基準の転換