分配の経済学
A5判 452ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-040166-1(4-13-040166-1) C303
奥付の初版発行年月:1999年06月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-040166-1(4-13-040166-1) C303
奥付の初版発行年月:1999年06月
内容紹介
「所得と富は,どのようにして形成され,いかに分配されるのか」.この経済学における重要な〈問い〉に一貫して取り組んできた著者の研究をまとめた論集.所得分配理論の新たな地平を切り拓くための確固たる基盤を提供する.
目次
序 所得分配理論と私
第I部 所得分配とマクロ経済
1 現代資本主義の基本的動態類型:1つの巨視的分析
2 労働組合制約下の資本蓄積と所得分配
3 人的投資の費用概念と国民所得計算
4 企業貯蓄・金融市場と巨視的分配
第II部 富の形成をめぐって
1 貯蓄:家計貯蓄の構造要因と金融税制
2 高齢者世帯の就業構造と貯蓄構造
3 家計の富と企業の富:日本における富の集中をめぐって
第III部 労働過程分析
1 Entry Job CompetitionモデルとEntry Job Rationingモデル
2 労働意欲の決定要因としてのエミュレーション効果について
3 製造業下請制の賃金効果
4 労働市場の二重構造
第IV部 ゆたかな生活を求めて
1 労働市場の将来像を求めて
2 仕事の満足度とは
3 社会的共通資本としての学校教育
4 経済の中の家族