中国政治外交の転換点 改革開放と「独立自主の対外政策」
益尾 知佐子:著
A5判 256ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036236-8 C3031
奥付の初版発行年月:2010年03月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036236-8 C3031
奥付の初版発行年月:2010年03月
内容紹介
共産党政権下の中国は,いかにして初期のイデオロギー性を脱し,世界的な大国として台頭するにいたったのか.鄧小平の主導による改革開放を軸とした1970年代末からの内政・外交にわたる一大転換の過程を分析し,今日の中国政治外交の源流を明らかにする.
著者プロフィール
益尾 知佐子(マスオ チサコ)
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章 中国の改革開放と世界
第1章 中国外交における毛沢東と鄧小平の共鳴——1974年〜1975年、「一本の線」戦略の提唱と推進をめぐって
第2章 鄧小平の対外開放構想と国際関係——1978年、中越戦争への道のり
第3章 毛沢東外交の再検討——1979年〜1981年、中ソ対立の過去と現在
第4章 「独立自主の対外政策」の公式提起——1981年〜1982年、対米戦略協力からの脱却
終 章 中国外交における「独立自主の対外政策」