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 年齢と刑事責任能力の視点から少年の刑事責任

少年の刑事責任 年齢と刑事責任能力の視点から

A5判 288ページ 上製
定価:3,800円+税
ISBN978-4-88125-181-2(4-88125-181-3) C3032
奥付の初版発行年月:2006年12月

内容紹介

本書は、わが国の刑法と少年法の関係について刑事責任論から体系的に位置づけている。すなわち刑事責任年齢の意味や刑罰適応性評価が何の論拠に基づくかを解明し、ローマ法、中世から近代のドイツ、日本の近代前後史まで遡る。

著者プロフィール

渡邊 一弘(ワタナベ カズヒロ)

1974年 茨城県水戸市生まれ。
1998年 専修大学法学部卒業。
2006年 専修大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)
現在,専修大学法学部兼任講師,専修大学大学院法学研究科任期制助手。
『児童虐待防止法―わが国の法的課題と各国の対応策』(共著)尚学社,2002。「少年審判における刑事処分相当判断に関する実証的研究」『専修法研論集』28号,2001。「死刑の適用基準―永山判決以降の数量化基準」(共著)『現代刑事法』35号,2002。「死刑・無期懲役の数量化基準―永山判決以降の判例分析」(共著)『刑事法の諸問題Ⅵ 専修大学法学研究所紀要』2003。「死刑適用基準の現状分析」『専修法研論集』33号,2003。「普遍的要請と国家の主権のはざまにある人権(1)~(3)」(共訳)『専修法学論集』83号,2001~85号,2002。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章  刑事未成年制度と少年司法における保護主義との関係

第1章 刑事責任論における「責任非難」と「予防目的」
 序節
 第1節 刑事責任論の展開
 第2節 責任能力論の展開

第2章 ローマ法における未成熟犯罪者の取り扱い
 序節
 第1節 十二表法 (紀元前450年頃)
 第2節 アクィーリウス法 (紀元前290年頃)
 第3節 アエトリア法 (紀元前190年頃)
 第4節 ユスティニアヌス帝法典 (500年代)
 小括

第3章 ドイツにおける少年の刑事責任評価に関する歴史的研究
 序節
 第1節 成人刑の軽減の時代
 第2節 弁識能力重視の時代
 第3節 生物学的 ― 心理学的方法による判断の確立期
 小括

第4章 我が国における少年の刑事責任評価に関する歴史的研究
 第1節 現行刑事法前史
 第2節 明治40年新刑法における刑事未成年制度の成立
 第3節 現行刑法下における刑事未成年および少年の処遇の変遷

第5章 少年の刑事責任
 第1節 刑事未成年制度の検討
 第2節 犯罪少年の刑事責任

結語


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