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若年非正規雇用の社会学

大阪大学新世紀レクチャー
若年非正規雇用の社会学

四六判 208ページ 並製
定価:2,100円+税
ISBN978-4-87259-290-0 C3036
奥付の初版発行年月:2009年06月 / 発売日:2009年06月上旬

内容紹介

小泉構造改革がもたらした非正規雇用の増大や格
差の根は深い.著者は言う.「非正規雇用につい
て研究するのは,その現状を正確に把握し,評価
し,状況を改善する策を知りたいからである」.な
ぜ非正規雇用は増加しているのか,正規・非正規
の間の移動障壁はなぜこんなに高いのか.理論と
データを積み重ね,社会階層論をもとに,急を要
するこの問題に大胆に踏み込む.テキストにも最
適.

著者プロフィール

太郎丸 博(タロウマル ヒロシ)

【刊行時】
大阪大学大学院人間科学研究科准教授を経て、2009年4月より京都大学文学研究科准教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 問題の所在‐社会「問題」としての若年非正規雇用

1.社会問題としての若年非正規雇用
2.非正規雇用の定義
3.なぜ若者に注目するのか
4.本書の特徴と構成

第2章 社会階層としての非正規雇用‐なせ格差は存在するのか?

1.社会階層としての非正規雇用
2.賃金格差
3.満足度と階層帰属意識の違い
4.世代内移動障壁
5.結論
6.補論:賃金と意識回復の回帰分析

第3章 若年非正規雇用とジェンダー

1.問題:性別分業が女性フリーターを生み出すのか?
2.先行研究の検討:「自由」な選択としてのフリーター・ニート?
3.性別分業意識の指標
4.分析結果
5.考察
6.補論:対数線形モデルによる分析

第4 若年非正規雇用増加の背景‐景気回復が問題解決か?

1.4つの仮説
2.「失われた世代」はどの程度失われているのか?
3.議論
4.補論:1年刻みのコ—ホート分析

第5章 非正規雇用の国際比較‐どのような社会制度が必要か?

1.問題設定
2.収斂理論から比較制度分析へ
3.教育制度と若年非正規雇用
4.福祉レジームと非正規雇用
5.補論:若者の臨時雇用の趨勢

第6章 おわりに

1.最近の経済情勢と非正規雇用
2.今後の研究課題




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