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 人間による川と大地の変貌流域学事典

流域学事典 人間による川と大地の変貌

新谷 融:編著, 黒木 幹男:編著
B5判 232ページ
定価:6,000円+税
ISBN978-4-8329-8151-5(4-8329-8151-X) C3051
奥付の初版発行年月:2006年07月 / 発売日:2006年07月下旬

内容紹介

流域の変動をその基本的な仕組みから説き起こし,水源,上流の山地から河谷,平野を経て海岸まで,人間活動とのかかわりでの動態を,対象分野別に,多数の図版や写真を用いて体系的かつ簡潔に叙述した流域事典.技術者および行政関係者にとって必携の書といえよう.

著者プロフィール

新谷 融(アラヤ トオル)

生 年:1941年
現 在:北海道大学名誉教授
    北海道環境防災総合政策研究機構理事長
専 門:砂防学

黒木 幹男(クロキ ミキオ)

生 年:1946年
現 在:北海道大学大学院工学研究科准教授
専 門:河川工学

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

目次
はじめに
I 地球と流域
I. 1 地球の水システムと陸域の水分布
I. 1. 1 海水準の変動  
I. 1. 2 地球水循環のあらまし  
I. 1. 3 地球の水の0.01%が河川水  
I. 2 森と川
I. 2. 1 森が水を生み出す?  
I. 2. 2 森と川の営み  
I. 3 川・森と人間
I. 3. 1 川と文明のおこり
I. 3. 2 水の氾濫——その恩恵と災害
I. 3. 3 流域の地形と土地利用
II 環太平洋地域の変動流域
II. 1 環太平洋地域
II. 1. 1 北米大陸西海岸 
II. 1. 2 オセアニア・ニュージーランド北島 
II. 1. 3 オセアニア・オーストラリア東海岸 
II. 1. 4 東南アジア・タイ 
II. 1. 5 東アジア・中国石灰岩地域 
II. 2 アジアのなかの日本列島
II. 2. 1 アジアの流域 
II. 2. 2 日本の流域 
II. 2. 3 北海道の流域 
Ⅲ 水源の山地
Ⅲ. 1 山の成り立ち
Ⅲ. 1. 1 地質 
Ⅲ. 1. 2 地形 
Ⅲ. 2 山の地盤が動く
Ⅲ. 2. 1 火山泥流 
Ⅲ. 2. 2 地すべり 
Ⅲ. 2. 3 斜面崩壊 
Ⅲ. 2. 4 表面侵食 
Ⅲ. 2. 5 土石流 
Ⅲ. 2. 6 ガリ侵食 
Ⅲ. 2. 7 落石 
Ⅲ. 3 土砂が生成される
Ⅲ. 3. 1 土砂が生成されるための素因と誘因とは 
Ⅲ. 3. 2 土砂生成の様式には 
Ⅲ. 3. 3 土砂生成には地域性がある 
Ⅲ. 3. 4 土砂生成は時間的に変化している 
Ⅲ. 4 水源の山地を守る
Ⅲ. 4. 1 日本のはげ山 
Ⅲ. 4. 2 山地を保全する技術とその歴史 
Ⅲ. 4. 3 山地の裸地を森林緑地に 
Ⅲ. 4. 4 山地の乱開発を規制する 
Ⅳ 河谷
Ⅳ. 1 河谷の発達
Ⅳ. 1. 1 河谷のネットワーク——水系網 
Ⅳ. 1. 2 流域の形状は発達する 
Ⅳ. 1. 3 斜面・河川地形が発達してきた 
Ⅳ. 2 斜面と川のつながり
Ⅳ. 2. 1 斜面と河床の変動 
Ⅳ. 2. 2 土砂は供給され輸送される 
Ⅳ. 2. 3 河道に流入する河岸斜面の土砂 
Ⅳ. 2. 4 斜面変動によって川が変形する 
Ⅳ. 3 土砂は滞留し再移動する
Ⅳ. 3. 1 破砕帯河川の大井川・東河内では 
Ⅳ. 3. 2 豪雨地帯の九州・一ツ瀬川では 
Ⅳ. 3. 3 軟岩地帯のニュージーランド・ワイアプ川では 
Ⅳ. 4 河谷の歴史を読む——過去を解く鍵
Ⅳ. 4. 1 放射性同位体から分かる土砂移動の歴史 
Ⅳ. 4. 2 時間を計る物差し「火山灰」 
Ⅳ. 4. 3 樹木に記録される土砂の移動 
Ⅳ. 4. 4 樹木年輪から流域変動の情報を読む 
Ⅳ. 5 山地河川の土砂の動きが生き物に影響する
Ⅳ. 5. 1 河岸が侵食されるが河畔林も生育する 
Ⅳ. 5. 2 森と川の生態系——植物と動物 
Ⅳ. 5. 3 河床の砂礫が動くと水生植物は
Ⅳ. 5. 4 細粒土砂が流出すると水生生物(魚類)は 
Ⅳ. 5. 5 河床の砂礫が動くと底生昆虫は 
Ⅴ 谷から平野へ
Ⅴ. 1 谷から平野へ流送される土砂——その基礎知識
Ⅴ. 1. 1 土砂の動きのいろいろ 
Ⅴ. 1. 2 川底の動きを予測する
Ⅴ. 1. 3 川底のいろいろなかたち 
Ⅴ. 1. 4 セディメントウェーブ  
Ⅴ. 1. 5 瀬・淵,ステップ・プール 
Ⅴ. 2 谷に造られるダムと土砂
Ⅴ. 2. 1 ダムのいろいろ  
Ⅴ. 2. 2 洪水を調節するためのダム  
Ⅴ. 2. 3 貯水ダムの堆砂問題  
Ⅴ. 3 扇状地と天井川
Ⅴ. 3. 1 谷の出口の扇状地——河道(流路)の変動  
Ⅴ. 3. 2 天井川と尻無し川  
Ⅴ. 4 水と土砂の移動を流域としてみる
Ⅴ. 4. 1 土砂が支流から本流に流出してくる  
Ⅴ. 4. 2 土砂の流れは水と違う  
Ⅴ. 4. 3 河床は洗掘され,土砂が堆積する  
Ⅴ. 4. 4 土砂が動く規模とその頻度を知る——土砂の滞留時間と移動速度  
Ⅴ. 4. 5 土砂の収支をみる——セディメントバジェット  
Ⅵ 平野から海へ
Ⅵ. 1 平野の川
Ⅵ. 1. 1 川の構造  
Ⅵ. 1. 2 川の水動態  
Ⅵ. 1. 3 川の地形と河道  
Ⅵ. 1. 4 高水敷  
Ⅵ. 1. 5 河道の変遷——石狩平野の例  
Ⅵ. 2 川を改修する
Ⅵ. 2. 1 河道を変える  
Ⅵ. 2. 2 ショートカット  
Ⅵ. 2. 3 浚渫  
Ⅵ. 2. 4 河道を維持する  
Ⅵ. 3 川と生き物
Ⅵ. 3. 1 土砂の氾濫堆積と河畔林  
Ⅵ. 3. 2 河畔林を保全する  
Ⅵ. 3. 3 魚の住みよい川  
Ⅵ. 3. 4 魚道  
Ⅵ. 4 平野と人間生活
Ⅵ. 4. 1 低平地に住む  
Ⅵ. 4. 2 堤防の役割  
Ⅵ. 4. 3 堰の役割  
Ⅵ. 4. 4 都市の川  
Ⅶ 海
Ⅶ. 1 海岸を土砂が動く——飛砂と漂砂
Ⅶ. 1. 1 海岸の飛砂は砂丘をつくる  
Ⅶ. 1. 2 海岸砂丘は砂の貯蔵庫  
Ⅶ. 1. 3 河口と沿岸で土砂が動く  
Ⅶ. 1. 4 波が土砂を輸送する  
Ⅶ. 2 海岸を利用する
Ⅶ. 2. 1 塩田の歴史  
Ⅶ. 2. 2 広がる埋立地  
Ⅶ. 2. 3 減少する干潟  
Ⅶ. 2. 4 沿岸の漁場——栄養塩が河川から供給される  
Ⅶ. 2. 5 土砂が動く河口近くに新たな漁場が  
Ⅶ. 3 海岸が侵食される
Ⅶ. 3. 1 海岸の侵食と土砂  
Ⅶ. 3. 2 海岸侵食が進む  
Ⅶ. 3. 3 崖海岸の侵食は  
Ⅶ. 3. 4 砂浜海岸は構造物で土砂の動きが変わる  
Ⅶ. 4 海岸の侵食を防ぐ
Ⅶ. 4. 1 海岸の水(波)と土砂の動きを変える  
Ⅶ. 4. 2 砂浜を守り造る——養浜  
Ⅶ. 4. 3 飛砂を防ぐ森づくり  
Ⅶ. 4. 4 飛砂との戦いの歴史  
Ⅶ. 4. 5 海岸林を保全し利用する  
Ⅷ 流域利用
Ⅷ. 1 流域利用の変化と土砂の生産・流出
Ⅷ. 1. 1 森林から草地,そして再び森林に——ニュージーランド  
Ⅷ. 1. 2 森林から草地へ——オーストラリア・ニューサウスウェールズ州  
Ⅷ. 1. 3 森林からパイナップル畑へ——タイ  
Ⅷ. 1. 4 サンゴ礁と土壌流出——沖縄  
Ⅷ. 1. 5 森林から陶土採掘地へ,そして都市に——日本列島中部・庄内川流域  
Ⅷ. 1. 6 森林から畑地へ——北海道・洞爺丘陵  
Ⅷ. 1. 7 豪雨慣れ——九州山地  
Ⅷ. 2 変動する流域に生きる
Ⅷ. 2. 1 水・土砂の動きが急速に  
Ⅷ. 2. 2 水と土砂を管理する  
Ⅷ. 2. 3 水利用・管理のシステム化で沖積低地の氾濫原を水田地帯に——石狩川下流域  
Ⅷ. 2. 4 流域の新しい開発は流域の自然と社会を急変させる  
Ⅷ. 2. 5 変動流域に生き続けるために  
参考文献
索引
執筆者一覧


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