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 原発との別れ新しいエネルギー社会への挑戦

新しいエネルギー社会への挑戦 原発との別れ

四六判 188ページ 並製
定価:2,400円+税
ISBN978-4-8329-7417-3 C1036
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年03月中旬

内容紹介

われわれは子どもたちに安心できる環境を残すために何ができるか?
地球温暖化の危機的状況とその解決のための再生可能エネルギーの有効性についての解説を通して、自然エネルギーによる社会形成は十分に可能であり、経済活性化にも繋がることを提唱する。一般読者にわかりやすく解説することを通じて、本書が提案するエネルギー社会の形成のために、市民による理解の共有を目指そうとするものである。

著者プロフィール

近久 武美(チカヒサ タケミ)

近久 武美(ちかひさ たけみ)

1954年 北海道石狩郡当別町に生まれる。
北海道大学大学院工学研究科博士課程修了 工学博士(北海道大学)
1982年から北海道大学工学部機械工学科において講師、助教授、教授を経て、
現在、北海道大学大学院工学研究院エネルギー環境システム部門特任教授

研究分野:機械工学、熱工学、内燃機関、燃料電池

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はじめに―進む世界終末時計

第1章 迫りくる地球崩壊の兆し
気温の急上昇 / 地球大気の歴史 / 温暖化メカニズム / 地球温暖化の脅威 / 地球温暖化防止の活動 / 人間のエゴイズム

第2章 原子力発電の行方
原子力発電所事故の恐怖と影響 / 原子力発電の抱える克服不可能なふたつの重大事項 / 原子力発電の危険と覚悟 / 政府の方針と原子力発電コスト / ミラクル技術に期待する人間の性(さが) / 原子力発電所立地住民の選択と都会人の責任 / 原子力発電必要論の変遷と共有可能な考え方

第3章 旧来型資本主義の限界
不安が広がる現代社会 / 統計学からみた格差社会 / 完全自由競争は人減らし競争 / 健全な資本主義社会形成に有効な再生可能エネルギー技術

第4章 幸福論と経済活性化法
GDPの向上により、果たして我々は幸福になったか / 幸福とは何か / サービスと対価からみた雇用論 / 国内経済活性化のための経済考察 / 価格が高いことは必ずしも悪いことではない

第5章 自然エネルギーの可能性
再生可能エネルギー / 再生可能エネルギーの導入可能量 / 北海道をモデルとした太陽および風力エネルギーの導入量試算 / 変動を含めた自然エネルギー導入可能量の試算 / WWFジャパンによる脱炭素社会に向けた長期シナリオレポート

第6章 自然エネルギーの貯蔵技術と水素社会
電力貯蔵技術 / バックアップに有力なガスタービン発電と二酸化炭素フリー燃料 / 水素社会 / さまざまな広域電力融通

第7章 地域協調に基づいた有望な省エネルギー技術
コージェネレーションおよびヒートポンプ技術 / コージェネレーションが普及しない理由 / 分散協調型コージェネレーションネットワーク概念 / 大型地域熱電併給との比較

第8章 日本のエネルギー政策とエネルギー先進国ドイツ
日本のエネルギー政策の変遷 / 長期エネルギー需給見通し / 電力・ガスの自由化と発送電分離計画 / ドイツの原子力発電政策と再生可能エネルギー / ドイツにおける発電単価の変遷 / 政治を動かす国民性の差異

第9章 新時代に向けたエネルギー政策
雇用創出効果分析 / 近世ヨーロッパのルネサンスと現代社会 / エネルギー構成の変革 / 新エネルギーシステム論 / 持続可能な経済発展 / 変革のための新たな仕組みづくり / 具体的エネルギー政策の提案 / 炭酸ガス削減のためのもっとも容易な世界的合意形成法の提案

第10章 豊かな社会を築くための教育
雇用を重視した発想の転換 / 社会ルールの必要性 / ガラパゴス化社会における教育の重要性 / 近視眼的教育の危うさ / 重要な怠けものアリ


文献
おわりに


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