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 水の本質を探る4℃の謎

4℃の謎 水の本質を探る

四六判 256ページ
定価:2,400円+税
ISBN978-4-8329-7151-6(4-8329-7151-4) C1043
奥付の初版発行年月:1991年05月 / 発売日:1991年05月下旬

内容紹介

“4℃で密度が最大になる”という,よく知られた水の特異な性質.湖が表面から凍り,氷山が浮かぶという自然現象は,このことのあらわれである.だが,この物性の本質的解明は,いまだ誰も成功していない. 知ってて知らない水の世界,水の常識に潜む謎を探る.

著者プロフィール

荒川 泓(アラカワ キヨシ)

元北海道大学応用電気研究所教授.液体物性論・科学史専攻
主要著書:
近代科学技術の成立 (北海道大学図書刊行会,1973)
現代科学の形成と論理 (大月書店,1979)
水・水溶液系の構造と物性 (北海道大学図書刊行会,1989)
日本の技術発展再考 (海鳴社,1991)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

Ⅰ  液体の構造と性質
  1  液体とは何か
  2  分子はぎっしり詰まっている—状態方程式
  3  熱運動する分子—拡散現象

Ⅱ  水の性質と液体構造
  1  水の分子 H2O はどのような特徴をもっているか
  2  水分子のあいだにどのような相互作用が働いているか—水素結合
  3  水の物性(1)—密度・比熱・熱膨張係数・圧縮率の異常性
  4  水の物性(2)—電気的性質の特徴(誘電率)
  5  水の液体構造の仕組みをミクロにどうとらえるか(1)—液体構造を表現する動径分布関数
  6  水の液体構造の仕組みをミクロにどうとらえるか(2)—水の液体構造の特異性
  7  水の液体構造の仕組みをミクロにどうとらえるか(3)—コンピュータ・シミュレーションと理論の立場からみる

Ⅲ  水溶液—ものを溶かす水
  1  混合過程と溶液
  2  イオンの水和概念の形成—イオンの働きやすさと部分モル体積
  3  イオンの水和の内容—正水和と負水和,ナトリウムイオンとカリウムイオンのちがい
  4  イオンの水和の本質とその仕組み
  5  アルコール水溶液—疎水性水和とは何か
  6  「溶けやすさ」と「溶けにくさ」のバランス—界面活性剤(石鹸)と疎水性相互作用

Ⅳ  生体の中の水
  1  生命の主役—核酸・タンパク質・水
  2  熱・熱運動・エントロピー
  3  タンパク質分子は水の中でどのような配置をとっているか—疎水性相互作用の役割
  4  生体系の中の水分子の状態


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