大学出版部協会

 

評伝 パウル・ツェラン

評伝 パウル・ツェラン

四六判 528ページ 上製
定価:4,600円+税
ISBN978-4-7664-1399-1 C98
奥付の初版発行年月:2007年10月

内容紹介

あ ら ゆ る あ な た の 悲 し み の 上 に
戦後ヨーロッパを代表するドイツ系ユダヤ人の詩人、パウル・ツェラン(Paul Celan, 1920〜70)。
多民族・多言語が往来する東欧の都市チェルノヴィッツでの誕生から、強制収容所での両親の死、豊かな文学的交友と裏腹のいわれなき誹謗中傷、そして、やがて訪れるセーヌ川での最期まで——。栄光と奈落の間に生きた激動の半世紀を、新資料を含む一次資料や、ツェランの知人・友人へのインタヴュー成果を交えて精巧に描いた初の本格評伝。
第10回 小野十三郎賞特別賞受賞!


関口裕昭(せきぐち ひろあき)
1964年大阪府生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。この間、ゲッティンゲン大学に留学。現在、愛知県立芸術大学准教授。専攻は、近現代ドイツ抒情詩、ドイツ・ユダヤ文学。著書に、『ドイツ詩を学ぶ人のために』(共著、世界思想社、2003)、『自然詩の系譜』(共著、みすず書房、2004)、『ツェラーンを読むということ』(共著、中央大学出版部、2006)、『パウル・ツェランへの旅』(郁文堂、2006)など。

目次

プロローグ——チェルノヴィッツ、人間と書物が生きていた土地
第一章 カスターニエンの樹々の向こうには世界がある——幼年時代(一九二〇〜三〇)
第二章 成長——初めての詩作(一九三〇〜三八)
第三章 黒い雪片——母に届けられなかった手紙(一九三九〜四四)
第四章 死のフーガ——ブカレストでの青春(一九四五〜四七)
第五章 鏡の中は日曜日——古都ウィーンに燃える恋(一九四七〜四八)
第六章 グラスの中の停泊地——パリ初期(一九四八〜五二)
第七章 慰めようとしない輝き——新しい死、新しい誕生(一九五三〜五七)
第八章 あらゆるあなたの悲しみの上に——栄光と奈落のあいだで(一九五八〜六〇)
第九章 盲目へと説き伏せられて——崩壊の予兆(一九六一〜六三)
第十章 息の結晶——妻との共同作業(一九六四〜六六)
第十一章 心の中に来るべき言葉を期待して——ハイデガーとの邂逅と五月革命(一九六七〜六八)
第十二章 言え、エルサレムはあると——最後の日々(一九六九〜七〇)
エピローグ


パウル・ツェラン略年譜
あとがき
参考文献
人名索引


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。