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星の王子さま☆学

星の王子さま☆学

四六判 224ページ 並製
定価:1,800円+税
ISBN978-4-7664-1221-5(4-7664-1221-4) C98
奥付の初版発行年月:2005年12月

内容紹介

すべての星の王子さまファンへ。日本では長年〈子どものための物語〉として人気を誇ってきた『星の王子さま』。だが実はそれだけではかたづけがたい深いメッセージや問題を秘めた〈心の救済の物語〉だった?!多くの新訳もそろった今、フランス古典文学・おとぎ話論を専門とする著者が、すべての『星の王子さま』ファンに贈る『星の王子さま』のすべてがわかる作品。


片木智年(かたぎ ともとし)
慶應義塾大学文学部助教授。専攻は、フランス古典文学、おとぎ話論。
パリ第三大学博士課程1989年修了。主要著作に『ペロー童話のヒロインたち』(せりか書房、1996年)などがある。

目次

はじめに
地中海の発見
大人になってからの『星の王子さま』
第一章 「星の王子さま学」ことはじめ
タイトルのいいたかったこと
所有の寂しさ——ちっぽけな君主さま
絆の魔法——「この世でたったひとりのひとになる」
「きまりがいるんだよ」——均質な時間と虚無の否定
「麦を吹く風」——意味を与えること
亡命生活と欧州戦線——「かんじんなことは目に見えない」
「月の色をした環」蛇との出会い
「王子さま」の秘密——もう一人の自己(アルテル・エゴ)か導き手か
第二章 『星の王子さま』と子ども時代
サンテクスと子ども時代=「誰もがそこからやってきたこの広大な領土」
「世のなかに一つしかない」バラ
心においしい水——「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているから」
成長の物語
「王子さま」とイエス・キリスト
「犠牲」の意味と Prince の救済
「おとなは、だれも、はじめは子どもだった」——誰のために書かれたか
第三章 『星の王子さま』とラブストーリー
「ホロリとするほど美しい花でした」——バラの花と愛のレッスン
「ことばっていうやつが、勘ちがいのもとだ」——狐のレッスン
「それじゃ、ただ咲いてるだけじゃないか」——故郷のバラだけのために
『夜間飛行』と男と女
『人間の土地』と愛
第四章 奇妙な星の住人たち
七つの星と七つの罪
王さま(一〇章)
うぬぼれ男(一一章)
呑み助(一二章)
実業家=ビジネスマン(一三章)
街燈点燈夫(一四章)
地理学者(一五章)
スイッチマンとあきんど(二二、二三章)
戯画と幻想
第五章 『星の王子さま』小事典
レオン・ヴェルト (Leon Werth)
「ウワバミ」(boa)
象を飲み込んだウワバミ
中国とアリゾナ
少年の出現(cette apparition)
飛行機の故障
羊(mouton)と羊(belier)
「王子さま」の光
まっすぐどんどんいく
「おとなの人たちがよくない」
番号、数字
バオバブ
日の入り
おしゃれな花
きれいだなあ!
三つの火山
星の住人たち
はかなさ
毒蛇との契約
バラ

狩人とめん鳥
「かんじんなことは、目に見えない」
「ひまつぶし」
責任
もう狐どころじゃない
「人間の外がわ」=「ぬけがら」
バラとランプ
井戸の水
「古いこわれた石垣」
「機械のいけないとこ」
星への帰還


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