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大学で学ぶ議論の技法

大学で学ぶ議論の技法

A5判 320ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7664-1085-3(4-7664-1085-8) C2000
奥付の初版発行年月:2004年09月

内容紹介

「論理的な思考を育てるための実践的テキスト」として、アメリカの学校教育におけるロング&ベストセラー、The Aims of Argument, Mayfield Pub. Co., 2000の翻訳本です。翻訳には、小社ロングセラー『レポート・論文の書き方入門』の著者らがあたり、使いやすい日本語版となりました。
話す・書くを通じた論理性を根づかせることを目的に、アーギュメントという英語を「議論」と訳しています。「論理に飛躍がある」、「論理的に欠落がある」とはどういう文章をいうのか、それをどのように修正すればよいのか、などについて、実際に書かれた論文・文章をチェックし、自分で書いていく過程を説明することで理解できる、ユニークな実用書です。今、社会的な論争を呼んでいるトピックについての様々な立場の文章が掲載され、教材として、自習用として、読むだけでも刺激に富む1冊です。


〈著者紹介〉
ティモシー・W・クルーシアス(Timothy W. Crusius)
サザン・メソディスト大学教授。英語学博士。
大学で修辞学や文章構成法を教授。
本書のほかに、談話理論、哲学的聖書解釈法、米国の修辞家Kenneth Burke (1893-1993)に関する著書など多数。テキサス州ダラス在住。


キャロリン・E・チャンネル(Carolyn E. Channell)
サザン・メソディスト大学専任講師。英語学修士。
大学ではライティング授業の専門家である。テキサス州リチャードソン在住。

〈訳者紹介〉 ( )内は翻訳担当箇所。
杉野 俊子(すぎの としこ) (第1?4章)
1992年、米国アリゾナ州立大学大学院英語教授法専攻修士課程修了。
現在、防衛大学校外国語教育室助教授。
著書・論文に、『インターネットの効率的学術利用』(杉田米行編、成文社)、「Native Speaker/Non-Native Speaker teachers: Beyond the Learners' Gap」(Proceedings of Japan Association of Language Teachers) ほか。
専門は英語教育学、応用言語学。移民の言語習得など社会言語学にも関心をもっている。


中西 千春(なかにし ちはる) (第5、6章)
1990年、米国ペンシルバニア大学教育学大学院英語教育学修士課程修了。理学修士。
現在、国立音楽大学音楽学部専任講師。
東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程在籍中。
著書・論文に、Write From Your Heart(共著、三修社)、「大学英語ディスカッション授業におけるディスコース・コミュニティーの成立」(The Japan Association of Interdisciplinary Arts and Sciences 第3号、日本総合文化研究会)ほか。
専門は英語教育学。大学生の思考育成教育、日本語・英語表現教育に関心をもっている。


河野 哲也(こうの てつや) (第7章)
1993年、慶應義塾大学後期博士課程(哲学)修了。博士(哲学)。
現在、玉川大学文学部助教授。
著書・論文に、『レポート・論文の書き方入門』(慶應義塾大学出版会)、"Debating and Narrating"(国際議論学会議録)ほか。
専門は哲学と倫理学。表現教育に関心をもっている。

目次


解題 アーギュメント(議論)教育のために

議論の目的の比較:要約

第1章 基本用語の概要

I   議論(アーギュメント)とはなにか?
II  議論(アーギュメント)にどうアプローチするか?

第2章 議論を読む

I   まず読む前に
II  読みこなす
III  読み終わって

第3章 議論を分析する 簡易化したトゥールミン法

I   準備段階としての批判的リーティング(読解)
II  トゥールミン法の段階的デモンストレーション
III  分析から真理探究へ

第4章 書く準備 真理探究のための議論

I   真理探究の重要性
II  真理探究のための質問
III  真理探究と文中の議論:対話のプロセス
IV  議論を評価する・真理探究に基づいた分析
V   広範囲にわたる見解を参照する
VI  仲間が行う真理探究を利用しよう

第5章 主張をする 論理的に納得させるための議論

I   論理的に納得させることの特徴:構造とストラテジー
II  論理的に納得させるプロセス

第6章 全人格に訴えかける 説得するための議論

I  強調の仕方:いつ論理的に納得させ、いつ説得をするか
II  読者を分析する
III 「説得をするための議論」を読む
IV  アピールの形式を使う
V  説得の議論の草稿を書く

第7章 交渉を仲裁 衝突を解決するための議論

I  交渉と、それ以外の議論の目的
II  交渉と仲裁の過程
III 仲裁のための論文

あとがき

索引
  


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