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 その理論と実践現代中国の政治

現代中国の政治 その理論と実践

A5判 432ページ 上製
定価:4,000円+税
ISBN978-4-7664-0749-5(4-7664-0749-0) C3031
奥付の初版発行年月:1999年07月

内容紹介

建国以来、中国の政治は何を行い何を行わなかったのか。現代中国の政治社会を多様な側面から分析・考察し、その理論と実践を明らかにするなかで、今後の中国政治・外交問題・日本との関わりを展望する。


小島朋之(こじま・ともゆき)
慶應義塾大学総合政策学部教授。一九四三年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、カリフォルニア大学歴史学部博士課程、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。東アジア論、現代中国論、比較体制論を専門とする。
著書に、『中国政治と大衆路線』(慶應通信、一九八五年)、『中国の政治社会』(芦書房、一九八六年)、『変わりゆく中国の政治社会』(芦書房、一九八八年、アジア・太平洋賞・特別賞受賞)、『模索する中国』(岩波書店、一九八九年)、『中国共産党の選択』(中央公論社、1991年、『中国が香港になる日』(時事通信社、一九九二年)、『毛沢東と鄧小平』(共著、NTT出版、一九九四年)、『鄧小平のいない中国』(日本経済新聞社、一九九五年)、『中国のゆくえ』(時事通信社、一九九七年)、『中国の政治社会』(芦書房、一九九九年)他がある。

目次

序章 覇権大国か、責任大国か−問われる中国の将来
はじめに
一 中国はいま過渡期
二 不透明な中国内政
三 揺れる中国外交

第一部 中国のなかの中国政治
第一章 中国共産党−一党体制の存続と変容
はじめに
一 一党体制をもたらした諸要因
二 問われつづけた一党体制
三 一党体制の存続と危機の諸要因
四 一党体制の効果と限界
五 一党体制変容の可能性
六 一九八九年の民主化運動と一党体制の危機

第二章 毛沢東の遺産−中国近代史のなかの現代史
はじめに
一 近代化と毛沢東思想
二 毛沢東思想と伝統文化
三 近代化と洋務運動
四 中国近代史超克の試み−全面的開放と日本近代化
五 結論

第三章 改革のなかの中央と地方の共存・対立−「模範」の従属性と自立性
はじめに
一 政治変動のなかの「模範」
二 転形期のなかの「模範」
三 戦時から平時への戦略的転換のなかの軍「模範」−雷鋒と「硬骨頭六連」
四 人民公社化でも、公社解体でも「模範」−劉荘村と史来賀
五 政治変動に揺れる「模範」−西溝と李順達
六 転形期の「模範」−大寨と陳永貴

第四章 農村選挙の制度と実態−郷鎮レベルの人代と村民委員会の選挙
はじめに
一 県人民代表大会代表選挙
二 郷鎮人民代表大会代表選手
三 調査分析による農村選挙への評価
四 村民委員会の直接選挙−農村の政治的民主化への試み

第五章 新しい時代の中国政治−江沢民体制の強靭性と脆弱性
はじめに
一 鄧小平なき鄧小平路線の限界
二 「新たな突破」は少ない
三 鄧小平依存の手続政治
四 “行動の政治”への選択肢
五 新しい時代への過渡期

第二部 国際関係と中国政治
第六章 中国外交政策
一 外交政策の諸要因
二 政策決定過程
三 外交政策スタイルの特徴

第七章 中国の政治・社会的変動と国際関係−「独立自主」外交について
はじめに
一 「独立自主」外交の展開
二 「独立自主」外交の出発点
三 政治・社会的変動の出現
四 「独立自主」外交の行方

第八章 中国の対外政策決定構造−一九八〇年代の制度と運用の初歩的考察
はじめに
一 中国対外政策決定研究の成果と課題
二 政策決定メカニズム−若干の事例と制度的過程の概観
三 毛沢東時代の対外政策決定−非制度化、非正規化指向
四 鄧小平時代の決定−制度化、正規化の指向

第九章 中国外交の論理−「全方位」と「覇権」の関係
はじめに
一 中国外交は「全方位」協調
二 「覇権」強硬も中国外交
三 中国外交の矛盾と一貫性

第十章 大国重視の中国外交−「独立自主」外交の変容
はじめに
一 潜在的な大国化指向の顕在化
二 大国間に「戦略夥伴関係(パートナーシップ)」を構築
三 協調と協力が主流の多極化潮流
四 日中関係にも「パートナーシップ」を

第十一章 一九九〇年代の日中関係−「善隣友好」から「協力パートナーシップ」へ
はじめに
一 正常化以来の日中関係、成果と課題
二 日中関係と天安門事件
三 日中関係と天皇訪中
四 曲がり角の日中関係
五 相互イメージの変容

第十二章 日中関係とアメリカ、台湾
一 江沢民訪日は大きな成果?
二 中国側は台湾問題で成果
三 対話攻勢の出発点は「江八点」
四 辜振甫訪中は「政府対話」の始まり

あとがき
初出一覧
事項索引
人名索引


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