日本の階層システム
公平感と政治意識
海野 道郎:編
四六判 280ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-055122-9(4-13-055122-1) C133
奥付の初版発行年月:2000年09月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-055122-9(4-13-055122-1) C133
奥付の初版発行年月:2000年09月
内容紹介
複雑化する現代社会の中で,人々はその構造をどのように認知し,評価しているのか.職業威信・階層帰属意識など従来のテーマに加えて,新たに「不公平感」の観点から現代社会を診断する.さらに混迷する政治における「無党派層」の意識の中に,新しい社会への胎動を探る.
目次
I 階層意識の諸相
1章 豊かさの追求から公平社会の希求へ(海野道郎)
2章 人は何になりたいのか(都築一治)
3章 自分はどこにいるのか(間々田孝夫)
II 公平性と社会評価
4章 公平理念はどのように形成されるのか(宮野勝)
5章 不公平感はどのように生じるのか(織田輝哉・阿部晃士)
6章 日本人の不公平感は特殊か(斎藤友里子・山岸俊男)
7章 不公平感が高まる社会状況は何か(間淵領吾)
III 政治意識の変容
8章 政治イデオロギーは政治参加にどう影響するのか(小林久高)
9章 反権威主義的態度の高まりは何をもたらすのか(轟 亮)
10章 無党派層は政治にどう関わるのか(片瀬一男・海野道郎)