日本倫理思想史
A5判 226ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-012055-5(4-13-012055-7) C301
奥付の初版発行年月:2003年03月
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-012055-5(4-13-012055-7) C301
奥付の初版発行年月:2003年03月
内容紹介
何を自らの拠りどころとし,私たちは今・ここにあるのか.その知恵の痕跡を古代神話にさかのぼり,仏法のうちに捉え(中世),天の思想に表現しつつ(近世),文明と直面して回折する近代まで,日本人の心の歴史を鮮烈に描く.和辻哲郎以来の,久々の単著.
目次
序論 対象と方法
第一章 神をめぐる思想
〈もの〉神の顕現—第一次神話/〈たま〉神の発生—神代神話/天皇をめぐる物語と和歌
第二章 仏法をめぐる思想
仏法の伝来/仏法の土着/仏法の成熟/原郷世界と栄華
第三章 天をめぐる思想
武士の思想/儒学の思想/国学の思想/庶民の思想/幕末の思想
第四章 文明をめぐる思想
文明開化/国家の核としての天皇の創出/キリスト教の解禁/さまざまな潮流/回折する理知/
『善の研究』の成立/大正デモクラシー/和辻倫理学