稜線に立つホモ・サピエンス 自然人類学を超えて
江原 昭善:著
A5判 286ページ
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-87698-664-4(4-87698-664-9) C0045
奥付の初版発行年月:2005年11月 / 発売日:2005年11月上旬
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-87698-664-4(4-87698-664-9) C0045
奥付の初版発行年月:2005年11月 / 発売日:2005年11月上旬
内容紹介
戦争,殺人,いじめ,あるいは環境破壊や人為災害……もはや「病理」とも言えなくなった現代社会の暗黒面は,果たして「現代」だけのものなのか? そのルーツをヒトの祖先ーーサルや類人猿,化石人類にまで遡って考察する一方,そうした暗黒を乗り越える力も,ヒトが元来持っていることを解き明かす.人類学者による人間論.
著者プロフィール
江原 昭善(エハラ アキヨシ)
日本福祉大学前客員教授兼コミュニティ・スクール校長、京都大学名誉教授、椙山女学園大学名誉教授。
昭和2年生まれ。東京大学理学部人類学科卒。理学博士・医学博士。
フンボルト財団による西ドイツ留学。
キール大学、ゲティンゲン大学客員教授、
京都大学霊長類研究所教授、
椙山女学園大学学長、日本モンキーセンター理事など歴任。
日本人類学会功労賞、勲三等瑞宝章。
主要著作
『人類』(NHKブックス)、『人間性の起源と進化』(NHKブックス)、『猿人』(中央公論社/共著)、『人類の地平線』(小学館)、『霊長類学入門』(岩波書店/編)、『進化のなかの人体』(講談社新書)、『人類の起源と進化』(裳華房)、『サルはどこまで人間か~新しい人類学の試み』(小学館)、『人間はなぜ人間か』(雄山閣)、『人間理解の系譜と歴史』(人類学の読みかた、雄山閣)、『服を着たネアンデルタール人~現代人の深層を探る』(雄山閣)、訳書として『考古学とは何か』(福武書店)、『人の進化』(TBSブリタニカ)他。