大学出版部協会

 

米軍基地問題の基層と表層

米軍基地問題の基層と表層

A5判 450ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-87354-685-8 C3032
奥付の初版発行年月:2019年02月 / 発売日:2019年02月中旬

内容紹介

沖縄の米軍基地に「抗う」運動は、「民意」と「歴史」に支えられている。米軍基地から派生する様々な問題を、その直接の原因である日米地位協定や国内法、また、その底流で流れ続ける「改憲論」の観点から問い直す。米軍基地問題を日本国内の問題として捉え、その解決のための視座を、主権論や国家論に求める。


目次

序 章 主権・自衛権・安全保障 ─「危機」の概念としての憲法制定権力
第1部 安全保障の法構造と変容
 第1章 自衛隊による海外派遣の拡大路線
 第2章 自衛隊と米軍との一体化路線
 第3章 改憲論と「安保法制」
第2部 沖縄米軍基地の法運用
 第1章 日米地位協定の立憲的統制
 第2章 米軍基地の移設と住民・地方公共団体
 第3章 米軍基地と爆音訴訟の諸論点
第3部 沖縄米軍基地と市民・民主制・自由
 第1章 米軍基地に抗う市民性 ─沖縄戦の歴史の継承
 第2章  米軍基地に抗う市民の直接行動 ─民主主義の「質」と憲法学
 第3章 米軍基地に抗う表現の自由論 ─刑事法の適用とその合憲性
終 章 辺野古が問う平和主義 ─民主主義と法治主義の「質」を問う


一般社団法人 大学出版部協会 Phone 03-3511-2091 〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14番13号 メゾン萬六403号室
このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載さ>れている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。
当協会 スタッフによるもの、上記以外のものの著作権は一般社団法人大学出版部協会にあります 。