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 なぜスカートは短くなるのか?「なる」構文の多義性とそのメカニズム

「なる」構文の多義性とそのメカニズム なぜスカートは短くなるのか?

A5判 294ページ 上製
定価:4,800円+税
ISBN978-4-87259-688-5 C3080
奥付の初版発行年月:2019年09月 / 発売日:2019年11月中旬

内容紹介

日常的に広く観察される「XがYくなる」や「XがYになる」といった、変化を表す動詞「なる」に様々なアスペクト形式の付いた日本語表現について、変化の「なる」構文と呼び、その実態とメカニズムについて論じた書。本書では、これらの表現の多義性に注目し、その意味、用法の拡がりについて日本語学・英語学・心理学などの知見も取り込みながら考察を行い、認知的要因に支えられて生じる現象であることを主張した。

前書きなど

「娘は急に背が伸び、ひと月前はぴったりだったスカートが短くなった。」
(たとえば洗濯などをしたことで)スカートが物理的に縮んだわけではないのに、「短くなった」と言うのはなぜか?

著者プロフィール

大神 雄一郎(オオガミ ユウイチロウ)

2017年3月大阪大学大学院言語文化研究科言語文化専攻博士後期課程修了。博士(言語文化学)。
2018年4月より大阪大学院言語文化研究科助教。
主な研究業績として「スカートが短くなるとき」『認知言語学研究』1(日本認知言語学会, 2015年)、「「近づいてくるクリスマス」と「やってくるクリスマス」―時間メタファーにおける“接近”の表現と“来訪”の表現について」『日本認知言語学会論文集』17(日本認知言語学会, 2017年)、「日本語の時間移動型メタファーの言語的発現と成立基盤」鍋島弘治朗・楠見孝・内海彰編『メタファー研究2』(ひつじ書房, 2019年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 序論
第2章 変化の「なる」構文の5用法とその言語的実態
第3章 変化の「なる」構文の5用法の多義的関係
第4章 観察的レベルの用法間の拡張関係
第5章 体験的レベルの用法の拡張性
第6章 仮想的レベルの用法の拡張性
第7章 変化の「なる」構文の多義ネットワーク
第8章 結論


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