近代日本における企業家の諸系譜
A5判 290ページ 上製
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-87259-012-8(4-87259-012-0) C3034
奥付の初版発行年月:1990年07月 / 発売日:1996年07月上旬
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-87259-012-8(4-87259-012-0) C3034
奥付の初版発行年月:1990年07月 / 発売日:1996年07月上旬
内容紹介
さまざまな出自をもつ中小企業経営者の,明治から昭和にいたる企業活動に焦点を合わせ,近代日本の工業化にさいして決定的な役割を果たした中小企業の歴史的展開過程を総合的に分析,共同研究の成果をまとめた成書.
本書によって企業者活動の多様なあり方がより詳細に明らかになる.また,企業活動を推進する人材育成のための諸条件を追求する経済発展論などの分野に対しても,日本の経験を多角的に考察する本書の意義は大きい.
目次
序章 中小企業史研究の課題と視角(竹内常善)
1章 関口八兵衛・直太郎
醤油醸造と地方企業家・名望家
(谷本雅之(東京大学助教授))
2章 藤本荘太郎 —堺緞通業界の組織者
(阿部武司)
3章 亀村正一郎
医療機器業界と職人型経営者—(竹内常善)
4章 新家熊吉父子
山中漆器職人から自転車部品製造業者
(松村敏(神奈川大学助教授))
5章 野田正一
工作機械企業・碌々商店の経営—(沢井実)
6章 榊谷仙次郎
「満州」の土木請負業者の世代交代—
(柳沢遊(慶応義塾大学助教授))