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想像をいざなう形と動きアニメーション

アニメーション 想像をいざなう形と動き

A4判変型 144ページ 並製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-86463-148-8 C3072
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年04月中旬

内容紹介

アニメーションとは、人間の視覚の性質を利用して、静止したイメージ(画像)から動きのイリュージョンを得る技術である。フェナキスティスコープに始まるその原理と歴史を序論とし、写真・映画の誕生、コンピュータの介在を作品紹介により提示。具体的な「タイミング技法」を解説しつつ、知覚の探求と表現の可能性を論じるアニメーションの「造形原理」。著者のサイトに連結するQRコードを随所に配した画期的な「動く」技法書。

著者プロフィール

西本 企良(ニシモト キヨシ)

西本 企良(にしもと・きよし)
1951年生まれ。アニメーション制作者として、博覧会や博物館の展示ソフト、TVコマーシャル、プロモーション・ビデオ、テレビの科学番組の解説アニメーションなど多様な分野で活動。マルチメディアの草創期におけるソフトの開発にも関わる。2005-22年3月、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科教授。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

[目次]
はじめに
第1章 アニメーションの原理
 1─映画とアニメーションの原理
 2─映画前史
 3─アニメーション表現の歴史
 4─アニメーションの技術的特性
 5─アニメーションの原理を用いた装置紹介

第2章 タイミング技法
 1─距離感と質感
 2─基準点(ローカル座標系とグローバル座標系)
 3─予備動作と後動作
 4─動きの「ずれ」
 5─繰り返しの表現
 6─人の「歩き」
 7─反応(リアクション)
 8─間合い(止めの時間)
 9─音響効果

第3章 アニメーション表現の可能性
 1─リピート
 2─メタモルフォーゼ
 3─シンボライズされたイメージ
 4─インタラクティブな表現

第4章 知覚の探求とアニメーション表現
 1─形と動きの補完
 2─形の単純化
 3─見立てのアニメーション

appendix 1〜6
あとがき
URL一覧


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