カルトゥジオ会修道院の門番であるドン・B***の物語
ジェルヴェーズ・ド・ラトゥシュ:著, 関谷 一彦:翻訳
四六判 328ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-86283-374-7 C3097
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年04月上旬
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-86283-374-7 C3097
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年04月上旬
内容紹介
リベルタン文学は猥雑で、評価に値しない読み物と考えられてきた。しかし、ポルノ文学とは違い、性を扱いながらも、当時の社会に対する反逆性、批判精神を含んでいる。訳者解説付き。
著者プロフィール
関谷 一彦(セキタニ カズヒコ)
関西学院大学名誉教授。
専門は18世紀フランス文学、とりわけリベルタン文学。
単著に『リベルタン文学とフランス革命』(関西学院大学出版会)、共著に『危機を読む─モンテーニュからバルトまで』(白水社)、Lire Sade(L’Harmattan)、L’Invention de la catastrophe au XVIIIe siècle(Droz)、『共同研究 ポルノグラフィー』(平凡社)、『作家たちのフランス革命』(白水社)などがある。論文には「ディドロのエクリ チュールのエロティスム」「性を通してみた日本とフランス─ルソーのエミールの位置」「18世紀フランスのエロティックな版画と日本の春画」「翻訳のむつかしさ─サドの『閨房哲学』を訳して」など、翻訳には『人間の領域─迷宮の岐路』(法政大学出版局)、『愛の行為』(彩流社)、『女哲学者テレーズ』(人文書院)、『閨房哲学』(人文書院)、その他Dictionnaire Sade(L’Harmattan)などがある。
目次
第一部
修道女モニックの話
第二部
修道女モニックの話の続き
訳者解説
Ⅰ 出版と警察の捜査
Ⅱ 『ドン・B***の物語』を書いたのは誰なのか?
Ⅲ 『ドン・B***の物語』の魅力
Ⅲ-Ⅰ 性への関心
Ⅲ-Ⅱ 宗教についての関心
Ⅲ-Ⅲ 哲学についての関心
おわりに