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 日本人による「内モンゴル工作」とモンゴル人による「対日協力」の光と影草はらに葬られた記憶「日本特務」

草はらに葬られた記憶「日本特務」 日本人による「内モンゴル工作」とモンゴル人による「対日協力」の光と影

A5判 264ページ
定価:2,400円+税
ISBN978-4-86283-290-0 C1097
奥付の初版発行年月:2019年10月 / 発売日:2019年10月上旬

内容紹介

第二次世界大戦中の内モンゴル草原での日本人との交流を記憶する人々を取材。いま残さなければ消えてしまうその回想をもとに、「草はら」で何がおこなわれたかをモンゴル人の視点から描く。

著者プロフィール

ミンガド・ボラグ(ミンガド ボラグ)

ミンガド・ボラグ(「ボラグ」の中国語表記は「宝力嘎」)1974年、内モンゴルシリンゴル生まれ。1995年、教員養成学校であるシリンゴル盟蒙古師範学校を卒業、小学校・幼稚園で教員として働く。1999年に来日、日本語学校を経て2001年に関西学院大学文学部に入学。2011年、関西学院大学教育学研究科博士課程後期課程修了。博士(教育学)。現在は非常勤講師・翻訳・通訳として働く傍ら、日本各地で講演会や馬頭琴演奏会を開催。内モンゴルシリンゴル盟職業学院教育学部研究員。主な著書:『モンゴル民族の教育の研究─“Education for Sustainable Development”の視点からの提言として』関西学院大学出版会オンデマンド出版、『「スーホの白い馬」の真実─モンゴル・中国・日本それぞれの姿』風響社。主な論文:「『スーホの白い馬』は本当にモンゴルの民話なのか」『日本とモンゴル』第126号、2013年、日本モンゴル協会(第6回村上正二賞受賞)。「絵本『草原の幼い姉妹』を読む─社会主義の「活きた少女モデル」の誕生秘話」『連環画研究』第8号、2019年、北海道大学連環画研究会。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

目次
はじめに
序 章 近くて遠い「内モンゴル」
第一章 「やっぱりあの家族は日本の走狗だった!」
  ──文化大革命中に「日本の走狗のアバズレ娘」と称された母セーペルマの回想
第二章 「あの若い日本人夫婦は無事帰国したのかなあ!」
  ──ラマ・イン・クレー寺の活仏の兄アヨシの回想
第三章 「かつてウジムチン草原は日本の統治下にあったことを今の日本人は知っているか」
  ──ラマ・イン・クレー寺の住持ポンソグの回想
第四章 「俺はモンゴルの最高審判官だ」
  ──日本特務機関使用人の娘シルとその夫のヨンドンジャムソの回想
第五章 「あれは一九四五年八月一一日の朝のことだった」
  ──貝子廟モンゴル伝統医療センターの名医ドブジョルの回想
第六章 「チンギス・ハーンは日本人だった⁉」
  ──日本軍車輌班の運転手だったワンチョックの回想
終 章 遠いけれど近かった「内モンゴル」
あとがき
主な参考・引用文献


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