北海道における初期洋風建築の研究
越野 武:著
B5判 422ページ
価格:9,900円 (消費税:900円)
ISBN978-4-8329-9411-9(4-8329-9411-5) C3052
奥付の初版発行年月:1993年02月 / 発売日:1993年02月下旬
価格:9,900円 (消費税:900円)
ISBN978-4-8329-9411-9(4-8329-9411-5) C3052
奥付の初版発行年月:1993年02月 / 発売日:1993年02月下旬
内容紹介
北海道での初期洋風建築の展開を,開港都市箱館の英領事館等にみられる最初期,開拓使による公共建築への摂取移植実験の時期,明治中後期の伝播期,といった歴史過程の中でとらえ,文化史的・社会史的観点をも加え総体的に論述.
著者プロフィール
越野 武(コシノ タケシ)
1937年 札幌に生まれる
1960年 北海道大学工学部建築工学科卒業
北海道大学工学部教授、工学博士
主な業績
日本近代建築史、主として北海道における明治洋風建築を研究テーマとして、札幌農学校演舞場、豊平館、函館市市街地建築群などの実測調査を主宰してきた。1991年度日本建築学会論文賞受賞。
目次
第1部 序論
第1章 初期洋風建築の史的性格
第2部 初期洋風建築の導入
第2章 初期洋風建築の導入−第2部の概要
第3章 函館における開港期の洋風建築
第4章 文久3年在箱館イギリス領事館
第3部 開拓使函館支庁の洋風建築
第5章 函館における明治初期の洋風建築−第3部の概要
第6章 開拓使函館支庁の営繕組織
第7章 開拓使函館支庁前期の建築
第8章 開拓使函館支庁後期の建築
第4部 開拓使本庁の洋風建築
第9章 開拓使本庁の洋風建築−第4部の概要
第10章 開拓使本庁前期の洋風建築
第11章 開拓使本庁後期の洋風建築
第5部 明治中後期における初期洋風建築の展開
第12章 初期洋風建築の展開−第5部の概要
第13章 函館における洋風建築の展開
第14章 札幌における木造洋風建築の展開
第15章 小樽における木骨石造建築
第16章 日本海沿岸地方における洋風建築の伝播
結び−初期洋風建築の意義と今後の研究課題