壊血病とビタミンCの歴史 「権威主義」と「思いこみ」の科学史
四六判 396ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-7271-1(4-8329-7271-5) C1040
奥付の初版発行年月:1998年10月 / 発売日:1998年10月下旬
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-8329-7271-1(4-8329-7271-5) C1040
奥付の初版発行年月:1998年10月 / 発売日:1998年10月下旬
内容紹介
大航海以来の壊血病を巡るさまざまな主張,観察,論理の展開などを振り返り,それが多種多様な学説へと進み,ついにはビタミン C の分離と合成へと実を結んでいった過程を,詳細な資料にもとづき明らかにする. 研究者間での解釈の相違を想定して,誤った説をも含めた諸説が紹介される.
著者プロフィール
ケニス・J・カーペンター(カーペンター,K.J.(ケニス・J))
元カリフォルニア大(バークリー校)栄養学部教授.
北村 二朗(キタムラ ジロウ)
元岐阜薬科大学教授.微生物学
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第 1章 探検家たちの病気 (1498-1700)
第 2章 学者たちの著作物 (1540-1700)
第 3章 イギリス海軍における壊血病 (1700-1772)
第 4章 クック船長と気体の科学 (1770-1815)
第 5章 陸上での壊血病・ポテト・カリウム (1810-1905)
第 6章 北極圏での問題とプトマイン中毒説 (1850-1915)
第 7章 乳幼児壊血病—豊かさの中の新しい病気 (1877-1917)
第 8章 モルモットとビタミンCの発見 (1905-1935)
第 9章 ビタミンCの所要量と摂取量 (1935-1985)
第10章 温故知新