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英語学と現代の言語理論

英語学と現代の言語理論

A5判 288ページ
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-8329-6071-8(4-8329-6071-7) C3082
奥付の初版発行年月:1999年09月 / 発売日:1999年09月下旬

内容紹介

記述・機能・形式・認知の四大言語理論, さらに英語教育まで網羅したユニークな構成で, 現代の多様な英語学・言語理論の全体像を見渡す手がかりを与える意欲作. 実証性と理論性を兼ね備え, 代表的な現象・問題を平易な言葉で例証・説明することを企図した.

著者プロフィール

葛西 清蔵(カサイ セイゾウ)

札幌大学外国語学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第 1部  記述言語学
慣用的分詞構文は例外か (時崎久夫)
and を含む等位構造をめぐって (佐藤周子)
英単語の長さと複雑さ (原子智樹)
シェークスピアにおける素性 [-Human] をもつ what とその相当語句 (水野政勝)

第 2部  機能言語学
心的挿入節を導く which と非制限的用法 (上野誠治)
もう一つの接触節 (上山恭男)
認識・発見文における「ル」形と「タ」形—新獲得情報の処理のあり方をめぐって (尾野治彦)
アスペクト表現の意味と機能 (井筒勝信)
もう一つの「経済性」 (葛西清蔵)

第 3部  形式言語学
非対格性の交替現象 (山田義裕)
what の意味解釈について (奥  聡)
項構造と事象項 (宮下幸一)
照応関係の解釈について—一致素性に基づくアプローチ (大野公裕)

第 4部  認知言語学
話者と二重目的語構文 (景山弘幸)
英語の命令文と動詞形—機能主義から認知言語学へ (片端英光)
基本動詞の概念構造—認知文法的一考察 (トウメイ美穂)
話者と所有属格表現—認知論的観点から (高橋順一)
協調の do の中身 (山口和彦)

第 5部  言語理論と英語教育
言語理論と英語教育—英語学に探る教授法の原動力 (西堀ゆり)


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