ワルラスの経済思想
B7 368ページ 上製
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-7664-1113-3(4-7664-1113-7) C3033
奥付の初版発行年月:2006年03月 / 発売日:2006年03月上旬
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-7664-1113-3(4-7664-1113-7) C3033
奥付の初版発行年月:2006年03月 / 発売日:2006年03月上旬
内容紹介
ワルラス経済学の思想的統一性を解明する野心的研究。
ワルラスはいったい何を言いたかったのか?
時に彼の社会的・政治的ビジョンを、時にカント、マルクス、エッジワースらとの対比を手がかりに、「交換」「収穫不変」「均衡」「資本蓄積」「貨幣」「利子率」などの諸概念を繋ぐ失われた統一性を探り出す。
著者
アントワーヌ・ルベイロ(Antoine Rebeyrol)
パリ第8大学経済学部教授.
英国古典派経済学者の経済思想史やマクロ経済動学による労働研究に関する論文多数。ジャン=フランソワ・ジャック教授との共著に『成長と循環—マクロ経済成長分析』(2001)がある。
訳者
石橋春男(いしばし はるお)
大東文化大学環境創造学部教授。
1967年早稲田大学第一政治経済学部卒業。1972年早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。
訳書に『貨幣数量説の黄金時代』(共著、同文舘出版)、『レオン・ワルラス:段階的発展論者の経済学』『レオン・ワルラスの経済学』(文化書房博文社)など
渡部 茂(わたべ しげる)
大東文化大学経済学部教授。
1976年早稲田大学大学院経済学研究科博士課程修了。ローザンヌ大学、ウェストミンスター大学客員研究員を経て、現職。
訳書にF.A.ハイエク『自由人の政治的秩序』(春秋社、1998年)、G.R.スティール『ハイエクの経済学』(学文社、2001年)、『オーストリア経済学:アメリカにおけるその発展』(共訳、学文社)など。
目次
序論
第1章 経済学、道徳科学、および社会主義
1 科学、技術、および道徳学
2 ワルラスの社会概念
第2章 ロビンソン・クルーソーの生産、あるいは自然との交換
1 生産と交換
2 効用と行動記述
3 規模に関する収穫についての論争
第3章 商品交換
1 ワルラスの説明
2 競争の理論と行為者の数の問題
3 価値論と商品数の問題
第4章 技術的分業
1 社会的分業と技術的分業
2 ワルラスの説明
3 ワルラスと古典派:比較検討
4 土地と原材料
第5章 資本と時間
1 資本需要と割引現在の価値
2 資本と資本市場
第6章 貨幣
1 ワルラスの貨幣概念と貨幣理論の3つの問題
2 要論第1版
3 『要論』の第2版と第3版
4 第4版
付録
結論
レオン ワルラスの略伝