大学出版部協会

 

児童期知と感性をそだてる

現代人の心の支援シリーズ2
児童期知と感性をそだてる

B7 336ページ 並製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-7664-0945-1(4-7664-0945-0) C0037
奥付の初版発行年月:2002年09月 / 発売日:2002年09月上旬

内容紹介

月刊誌「教育と医学」に掲載された分かりやすい優れた論考を選りすぐり、新たに推敲・加筆したものを、ライフステージごとに、全5巻に構成。
自分のことを気にかけてくれる人がいる、自分は必要とされている−−子どもが育ちの過程で、他者との信頼関係を築き上げるための環境づくりとは。2巻では、児童期での具体的な問題について、子どもの心理をどう読みとり対応するかを提言します。


責任編集

中村亨
西南女学院大学教授、九州大学名誉教授

丸野俊一
九州大学大学院人間環境学研究院教授

古川久敬
九州大学大学院人間環境学研究院教授

著者

赤坂徹
国立療養所八戸病院院長

足立己幸
女子栄養大学・大学院教授

阿倍明子
東京家政大学名誉教授

石隈利紀
筑波大学心理学系教授

伊藤友宣
神戸心療親子研究室主宰

岩本俊郎
立正大学心理学部教授

大島純
静岡大学教育学部助教授

鹿毛雅治
慶應義塾大学教職課程センター助教授

勝俣暎史
駒沢大学文学部教授

菅野純
早稲田大学人間科学部教授

小嶋秀夫
京都学園大学人間文化学部教授

謝名元慶福
ジャーナリスト・劇作家

杉原一昭
東京成徳大学人文学部教授

武見ゆかり
女子栄養大学栄養学部助教授

中根尢文
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科助教授

野田正彰
京都女子大学現代社会学部教授

平野裕一
東京大学大学院教育学研究科助教授

深谷昌志
東京成徳短期大学教授

保坂展人
衆議院議員、教育ジャーナリスト

宗像恒次
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授

守屋慶子
立命館大学名誉教授

矢守克也
奈良大学社会学部助教授

若林慎一郎
金城学院大学人間科学部教授

目次


編集責任:中村亨、丸野俊一、古川久敬

シリーズの刊行にあたって  安藤延男

総論  知と感性をそだてる 中村 亨

第1章 子どもはいま、そしてこれから
データにみる子どもの生活と意識   謝名元慶福
未来を描けない子ども        若林愼一郎
言葉をなくした子どもたち      阿部明子
子どもはこれからどう生きるか    深谷昌志
子どもの生活リズムの乱れとその回復 菅野 純
  コメンタリー          丸野俊一

第2章 子どもの知・感性
子どもとファンタジーの世界−−「生きる」こと・「眺める」こと 守屋慶子
知恵と知能の発達         小嶋秀夫
学びを内側からつき動かすもの   鹿毛雅治
話す子・話さない子・話せない子  杉原一昭
知力を育む環境づくり       大島 純
  コメンタリー         丸野俊一

第3章 子どもの悩みと心の教育
子どものストレス         赤坂 徹
学童・生徒における心の問題の現れ方−−抑うつとその自己評価尺度 中根允文
ストレスで「キレ」るイイ子の心の教育 宗像恒次
児童・生徒のいじめと自殺     勝俣暎史
学校におけるメンタルヘルスの課題−−学校心理学の枠組みから 石隈利紀
  コメンタリー          丸野俊一

第4章 子どもを取り巻く人的環境はいま
「漂白されていく」子どもたち−−体験から知識へ 野田正影
親子の対話−−昔と今       伊藤友宣
子どもにとっての教師       深谷昌志
いじめのグループ・ダイナミックス 矢守克也
  コメンタリー         古川久敬

第5章 子どもの知・心・体を育むには
子どもの権利−−その確立を求めて 岩本俊郎
子どもたちの声に虚心に耳を傾けよう 保坂展人
家庭での子どもたちの食と「共」育 足立己幸・武見ゆかり
子どもの体力と遊びとスポーツ   平野裕一
子育て文化への歴史的視点     小嶋秀夫
  コメンタリー         古川久敬

あとがき  中村 亨
執筆者紹介
索引



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