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第3版 材料技術史概論

第3版 材料技術史概論

A5判 160ページ 上製
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-501-61860-5(4-501-61860-4) C3050
奥付の初版発行年月:2001年03月 / 発売日:2001年03月中旬

内容紹介

人類の文化・文明を材料の視点から通覧する好著
 土器・石器から青銅器・鉄器を経て,現代の半導体材料やセラミックスまで,人間の想像と文化・文明を,材料という視点から通覧した「材料技術史概論」の改訂版。
 新素材を学ぼうとする者が,どういう積み重ねの上にその素材があるのかを把握するのに適している他,通史的よみものとしても楽しめる。

前書きなど

 今日の科学技術の驚異的な展開は,その基盤を支えている諸材料の急激な進歩の上に成り立っており,それにわが国の技術者たちが大きく貢献していることは世界の人々の認めるところである。
 これら諸材料の分野は現在きわめて広い領域にわたっている。そのため,それらの各々の分野について知ろうとすれば,これらに関する広い基礎力と多岐にわたる専門的な知識をもつことが必要になっている。
 ところが,これら材料の基礎と成立について学び,かつこれらの分野を総合的に見直すための適当な概説書がなく,その著作が強く望まれていた。本書第1版・第2版は,その要請に応えるべく出版された。それから十数年をへて,それらに新たな知見をつけ加えて,再度出版する運びとなった。
 本書はその性質上,初学者や専門外の人々の教科書的な面も含めるために,通覧的にまとめた。その方針からそれないように留意し,解説の記述はなるべく平易になるように努力した。本書により読者諸氏が材料発達の概要と基礎について理解し,さらにその中から,今後の発展のための何らかのイメージを得ていただければ,筆者らの望外の喜びとするところである。
 改訂にあたっての書き換えは、その全般にわたって小山田隆信(元鳥取大学工学部助手)が行い,第6章前半は萩原尚男氏(工博)がまとめた。
 最後に,本書の出版に当たり,様々のご尽力を頂いた東京電機大学出版局編集課長植村八潮氏に深く感謝申し上げたい。
平成13年2月
著者しるす


目次

はじめに
第1章 技術と材料の始まり
第2章 古代・古典社会と金属の使用
第3章 中世社会の技術と材料
第4章 産業革命と鉄鋼の時代
第5章 近代技術と材料
第6章 科学の歴史と社会とのかかわり
おわりに


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