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電気理論の計算法

電気計算法シリーズ
電気理論の計算法

A5判 160ページ 並製
価格:1,870円 (消費税:170円)
ISBN978-4-501-11050-5(4-501-11050-3) C3054
奥付の初版発行年月:2003年02月 / 発売日:2003年02月上旬

内容紹介

 例題や問題で電気の学習に必要な計算力をつける

  「電気」を学習上で,計算力の養成は必須事項である.本書は,電気理論について,多くの例題および問題により確実な実力アップが計れる.電気系学部の初学年はもちろんのこと,初級現場技術者や電験受験者の計算力養成に最適である.また,各項目について,「重要事項のまとめ」1ページ,「例題」2ページ,「練習問題」1ページのように,4ページ単位でまとめられており,学習の整理に役立つ.

前書きなど

■序文
 電気・電子の学習を進める上で,計算力の養成は必要不可欠なものである.多くの例題や問題を解くことにより,計算力の上げることが電気・電子に関する知識習得の早道であると考える.
 本電気計算法シリーズは,初めて電気系科目を学ぶ読者を対象とし,特別な知識がなくとも読み進められるように,平易かつていねいな解説に努め,企画・編集したものである.「電気理論」,「電気回路」,「ディジタル回路」の各分野より基本重要事項を厳選し,例題・問題を解きながら理解を深められるように構成した.具体的には,各項目を4ページ単位とし,解説(1ページ),例題(2ページ),演習問題(1ページ)の構成として,各章末には理解度を確認するための章末問題を用意した.また,本シリーズのねらいより,略解は用いずに解を導く手順を明らかにする詳しい解説を全問に付したので,計算手順の理解においても役立つであろう.
 著者陣は,教育現場や企業における実践指導に尽力を注いできた実績とノウハウを有するベテラン達であり,「かゆいところに手が届く本」を目指して執筆して頂いた.電気,電子,情報系の学生のみならず,電気の入門書として,他学科の学生,電験などの資格取得を目指す方などに幅広く活用されることを待望するしだいである.
 最後に,本企画を実現するにあたり,度重なる打ち合わせと多大なるご尽力を頂いた東京電機大学出版局 植村八潮氏,石沢岳彦氏に深く感謝申し上げる.

2003年1月
       浅川毅


目次

第1章 電気の基礎
 1.1 記号と単位
  1.2 電圧と電流の関係
  1.3 電流と熱の関係
  1.4 導体の抵抗
  1.5 測定範囲の拡大
  章末問題

第2章 静電気
 2.1 クーロンの法則と電界
  2.2 電荷に働く力
  2.3 電気力線と電束,電位
  2.4 静電容量とエネルギー
  2.5 コンデンサの接続
  2.6 コンデンサの電荷と電位
  章末問題

第3章 磁気
 3.1 クーロンの法則と磁界
  3.2 磁力線と磁束
  3.3 電流による磁界1
  3.4 電流による磁界2
  章末問題

第4章 磁気回路
 4.1 磁気回路のオームの法則
  4.2 環状鉄心の磁気回路
  4.3 エアギャップがある磁気回路
  4.4 磁化曲線とヒステリシス損
  章末問題

第5章 電磁力
 5.1 電磁力の作用と方向
  5.2 方形コイルに働く力
  5.3 平行導体間に働く力
  5.4 磁界中の導体の運動
  章末問題

第6章 電磁誘導
 6.1 電磁誘導1
  6.2 電磁誘導2
  6.3 自己インダクタンス
  6.4 相互インダクタンス
  6.5 インダクタンスの接続エネルギー
  章末問題

練習問題・章末問題の解答
索 引

関連リンク

正誤表


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