改訂版 高等教育シリーズ188
改訂版 学びのティップス 大学で鍛える思考法
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-472-40637-9 C2037
奥付の初版発行年月:2024年03月 / 発売日:2024年03月中旬
大学で学ぶことの意味は何か、いかにして大学時代に自発的に学ぶ習慣を身につけるか──。初版を刊行して15年。大学教育をとりまく環境は激変した。大学での学習を充実させるための5つの「意味」を説き、37の「ティップス」(tips=ちょっとしたコツ・ノウハウ)を紹介する。あなたの大学生活を成功に導くために役立つ、改訂版。
近田 政博(チカダ マサヒロ)
神戸大学教授(大学教育推進機構大学教育研究センター)。同大学教養教育院副院長。博士(教育学、2003年、名古屋大学)。1967年、愛知県豊橋市生まれ。1995年、名古屋大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学後、同大学教育学部助手。同大学高等教育研究センター講師、助教授、准教授を経て、2014年現職。
おもな著書に、『成長するティップス先生 授業デザインの秘訣集』(共著、2001年)、『大学教員準備講座』(共著、2010年)、『シリーズ大学の教授法 5 研究指導』(編著、2018年)、『知のリーダーシップ 大学教授の役割を再生する』(ブルース・マクファーレン著、共訳、2021年、以上すべて玉川大学出版部)。
目次
本書の使い方
Chapter 1 あなたが大学で学ぶことの意味
意味その1 大学とは「知の共同体」である
意味その2 学識はあなたの視野を広げてくれる
意味その3 学識とは信念や生き方でもある
意味その4 大学教員はあなたの先輩である
意味その5 他者の生命、人格、学習を尊重しよう
Chapter 2 大学の授業・学習に適応する方法
Tips 1 専攻する分野の主題を考えてみよう
Tips 2 キャンパスを探索してみよう
Tips 3 大学のカリキュラム構造を知ろう
Tips 4 むやみにたくさんの授業を履修しない
Tips 5 授業ごとに異なるルールを確認しよう
Tips 6 個別最適化は自力でやろう
Tips 7 教員と顔なじみになろう
Tips 8 ノートをとることは思考の整理になる
Tips 9 教員が言いたいことをキャッチしよう
Tips 10 ノートには自分の印象を添えておこう
Tips 11 予習・復習は「速く」よりも「早く」
Tips 12 学習した記録を残しておこう
Tips 13 仲間から学ぼう
Tips 14 変わった仮説を立ててみよう
Tips 15 人に読んでもらえる日本語を書こう
Tips 16 夏休みを有効活用しよう
Chapter 3 自ら学ぶ習慣を身につける方法
Tips 17 大きな目標を小さく分解しよう
Tips 18 自分の体内リズムをつかもう
Tips 19 起動を早く
Tips 20 スマホはほどほどに
Tips 21 あこがれの人を見つけよう
Tips 22 本を読むことがなぜ大事か
Tips 23 新書や古典にチャレンジしよう
Tips 24 一人になる時間と空間をつくろう
Tips 25 新聞の書評を読んでみよう
Tips 26 塗って、折って、書いて、話す
Tips 27 話す前に聞こう
Tips 28 人と話が合わない経験も大事だ
Tips 29 空気を読まないことも大事だ
Tips 30 英語だけに頼らない
Tips 31 「当たり前」を疑ってみよう
Tips 32 「鳥の眼」と「虫の眼」をもとう
Tips 33 当事者意識をもとう
Tips 34 AIが苦手なところで勝負しよう
Tips 35 目の前のことに打ち込むべし
Tips 36 理不尽さを受け流そう
Tips 37 逃げ場をつくろう
参考文献
あとがき
改訂版あとがき