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来るべき音楽のための読書ノート本を弾く

本を弾く 来るべき音楽のための読書ノート

四六判 336ページ
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-083078-2 C1095
奥付の初版発行年月:2019年09月 / 発売日:2019年10月上旬

内容紹介

余白やあいだという不在を語る,形の後ろの過ぎ去った歴史を語る…….詩人であり研究者であり,そして現代日本を代表する音楽評論家でもある著者の言葉を育んできた本の数々.1980年代から2000年代にかけての名著を再訪する,極上の読書案内.

著者プロフィール

小沼 純一(コヌマ ジュンイチ)

早稲田大学文学学術院教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

プレリュード

[ことば]
鷲田清一『「聴く」ことの力――臨床哲学試論』
西江雅之『アフリカのことば――アフリカ/言語ノート集成』
白川 静『漢字――生い立ちとその背景』
井筒俊彦『意識と本質――精神的東洋を索めて』
豊崎光一『余白とその余白または幹のない接木』
大森荘蔵『物と心』
串田孫一『随想集 光と翳の領域』

[場]
下村寅太郎『数理哲学・科学史の哲学』
磯崎 新『見立ての手法――日本的空間の読解』
観世寿夫『心より心に伝ふる花』
阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男――伝説とその世界』
李禹煥『出会いを求めて――新しい芸術のはじまりに』
黒田美代子『商人たちの共和国――世界最古のスーク,アレッポ』
中西夏之『大括弧――緩やかにみつめるためにいつまでも佇む,装置』
志村ふくみ『一色一生』

[からだ]
三木成夫『胎児の世界――人類の生命記憶』
木村 敏『あいだ』
若桑みどり『薔薇のイコノロジー』
川瀬敏郎『花は野にあるように――「なげいれ」のすすめ』
勅使川原三郎『骨と空気』
戸井田道三『食べることの思想』
太田省吾『動詞の陰翳――演出手帖』

ポストリュード


Improvisations on Books
Jun'ichi KONUMA


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