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少子高齢社会の階層構造2 人生中期の階層構造

少子高齢社会の階層構造
少子高齢社会の階層構造2 人生中期の階層構造

A5判 260ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-055142-7 C3336
奥付の初版発行年月:2021年11月 / 発売日:2021年11月上旬

内容紹介

人生中期の階層構造は、これまでの社会階層研究の中心的な対象であり、豊富な研究蓄積がある。戦後日本社会における社会移動パターン、職業経歴、ライフコースやジェンダー格差など、時代を通した変化と存続を検討し、社会を中心的に支える現役層・中年層の階層構造を明らかにするシリーズ第2巻。全3巻完結。

著者プロフィール

渡邊 勉(ワタナベ ツトム)

関西学院大学社会学部教授

吉川 徹(キッカワ トオル)

大阪大学大学院人間科学研究科教授

佐藤 嘉倫(サトウ ヨシミチ)

京都先端科学大学人文学部教授/東北大学大学院文学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序 人生中期の階層構造(渡邊 勉・吉川 徹・佐藤嘉倫)

I 職業、キャリアからみる階層構造
1 職業経歴の歴史:長期雇用からみる日本の職業経歴の特徴(渡邊 勉)
2 非正規雇用から正規雇用への移動障壁の時代的変遷:縮小する中核と拡大する周辺(佐藤嘉倫)
3 対人サービス労働者の「仕事の質」(長松奈美江)
4 職場権限へのアクセスから見る女性労働市場のこれまで(山本耕平)
5 女性のライフコースとキャリア形成格差(吉田 崇)
6 教育拡大と大学卒業者の職業達成(古田和久)
7 初職の産業は転職にどう影響するか:サービス産業化時代における産業間移動研究(森山智彦)
8 初期キャリアの格差は縮小してゆくのか:「間断のある移行」の影響に着目して(石田賢示)

II 社会意識の現代的特徴
9 格差覚醒時代の階層帰属意識(金澤悠介)
10 高学歴志向の学歴分断(吉川 徹)
11 社会階層は政党支持といかに関わっているのか?:価値意識を含めた構造分析(田辺俊介)
12 不公平感の効果:格差是正意識に着目して(大槻茂実)
13 「就職氷河期世代」の格差意識(小林大祐)
14 社会のどこが脆弱か:失業のヴァルネラビリティ・スコア分析(石田 淳)


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