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一つの同時代学史戦後日本の社会学

戦後日本の社会学 一つの同時代学史

A5判 488ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-050158-3(4-13-050158-5) C303
奥付の初版発行年月:2004年12月

内容紹介

高田保馬・清水幾太郎から原純輔・盛山和夫まで,戦後60年におよぶ社会学の主要著作を数十点取り上げ,イベント・世代・学派をキイ・ワードにそれらの一つ一つと対話を重ね,その到達点を明らかにする同時代学史.社会学研究の泰斗によって構築された戦後日本社会学史の滔々たる物語である.


目次

第1章 戦後日本の社会学を見る視点
主題としての「戦後日本の社会学」/戦後日本の近代化と戦後日本の社会学/戦後日本社会学の主要傾向/戦後日本の社会学を区分する
第2章 戦前世代による戦後初期の社会学
戦後初期の理論社会学(1)/戦後初期の理論社会学(2)/「特殊社会学」対「総合社会学」/「論争」以後の日本社会学の行方——領域社会学
第3章 諸領域社会学の発展
家族社会学/農村社会学/都市社会学/産業社会学
第4章 リベラル社会学
戦後日本におけるヴェーバー受容/戦後日本におけるジンメルの再評価/戦後日本におけるデュルケームの再評価/パーソンズ受容と日本のリベラル社会学
第5章 マルクス主義社会学
戦後社会学へのマルクス主義の導入/日本版「マルクス主義社会学」の形成/「社会学者マルクス」の研究/日本版マルクス主義社会学のヴァリエーション
第6章 マルティパラダイムの諸潮流
領域社会学における理論形成/現象学的社会学/情報化,グローバル化,福祉国家/「社会階層と移動」の調査分析
結び 戦後日本の社会学の到達点とその将来
戦後日本の社会学 主要著作年表


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