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 民事紛争全国調査 2016-2020現代日本の紛争過程と司法政策

現代日本の紛争過程と司法政策 民事紛争全国調査 2016-2020

A5判 754ページ
価格:16,500円 (消費税:1,500円)
ISBN978-4-13-036158-3 C3032
奥付の初版発行年月:2023年03月 / 発売日:2023年03月上旬

内容紹介

最新の大規模調査にもとづき、人々が直面する法的問題や紛争経験、それへの対応行動の実態を解明し、あるべき司法制度の構築に向けた提言を導く。現状の正確な把握に加え、司法の未来へと繋がる作品として、研究者・法曹実務家・行政関係者をはじめ、法と社会の在り方に注目する人に必携の大型書。

著者プロフィール

佐藤 岩夫(サトウ イワオ)

東京大学社会科学研究所教授

阿部 昌樹(アベ マサキ)

大阪公立大学大学院法学研究科教授

太田 勝造(オオタ ショウゾウ)

明治大学法学部教授、東京大学名誉教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1章 本書の目的と方法――「民事紛争全国調査2016-2020」プロジェクトの概要(佐藤岩夫・高橋 裕・飯田 高)

第1部 紛争の展開と専門機関への相談

紛争の展開過程
第2章 紛争ピラミッドの12年――接触と紛争を発生させるものは何か(杉野 勇)
第3章 トラブル経験の特徴と専門機関相談の規定要因(佐藤岩夫) 
第4章 相談行動・情報探索行動と法的ソーシャルサポート(高橋 裕)

専門機関への相談行動
第5章 トラブルに際して誰に相談するのか――情報探索行動の傾向とパターン(常松 淳)
第6章 弁護士相談の規定要因(濱野 亮)
第7章 弁護士に対する訴訟当事者の評価――10年で評価はどう変わったか(ダニエル・H・フット)
第8章 法テラス利用の阻害要因(橋場典子)
第9章 専門家・専門機関に対する利用者の評価(阿部昌樹)

紛争の終結
第10章 専門機関への相談とトラブル終結(鹿又伸夫)
第11章 トラブルの終結(阿部昌樹)

第2部 訴訟利用と当事者の評価

訴訟当事者の属性
第12章 本人訴訟の分析(長谷川貴陽史)
第13章 同一事件の当事者の訴訟への態度――事件当事者は同じ夢を見るか(木下麻奈子)
第14章 相手方属性とトラブル経験・訴訟経験(平田彩子)
第15章 民事訴訟における訴訟当事者と弁護士の関係性――2007年調査と2018年調査の比較(太田勝造)

訴訟をめぐる当事者の期待と手続評価
第16章 裁判にかかる費用や時間の認識と裁判利用行動意図の関係――構造方程式モデリングによる未経験者と経験者の比較(森 大輔)
第17章 訴訟利用の総合的満足度の規定要因(齋藤宙治)
第18章 訴訟利用者の裁判に対する意見と期待――自由回答データのテキスト分析を中心に(佐藤伸彦)

和解の選択と効果
第19章 訴訟上の和解に関する当事者および弁護士の意識(佐伯昌彦)
第20章 和解による解決と当事者の訴訟手続評価――2007年民事訴訟当事者調査との比較を中心に(垣内秀介)
第21章 満足度,主観的有利さ、結果の履行、再利用の意向に対する和解成立の効果(今在慶一朗)

第3部 現代日本の社会変動と紛争の諸相

家族・職場の変化と紛争
第22章 超高齢社会における「家族問題」とその当事者(田巻帝子)
第23章 家族に関する問題における負担感の意識と対処行動(吉武理大)
第24章 職場や働き方をめぐる個別労働紛争の男女比較分析(黒川すみれ)
第25章 過払金返還請求訴訟の特徴(飯 考行)

超高齢社会における紛争特性
第26章 高齢者のトラブル経験と対応行動(土屋明広)
第27章 高齢者のトラブル対応への家族による関わりとその関連要因(山口 絢)
第28章 一般人からみた民事紛争における法利用――高齢消費者被害シナリオを用いたサーベイ実験から(前田智彦)
第29章 高齢者にとっての民事裁判(飯田 高)
第30章 裁判に対する高齢者の満足を規定する要因――特に期待との関係で(藤田政博)

ジェンダー視点から見た紛争経験・訴訟経験
第31章 ジェンダーの視点から見たトラブル経験――司法アクセスと文化資本(石田京子)
第32章 トラブル経験とケアの在り処(南野佳代)
第33章 ジェンダーの視点から見た民事訴訟――2006年・2007年調査から変わったこと、変わらないこと(渡辺千原)

第4部 紛争経験をめぐる当事者の語り

第34章 混濁する紛争経験の構築(仁木恒夫)
第35章 不本意な法的決定を受容する方法――相続をめぐるトラブルで民事訴訟の被告となった当事者の語りから(藤原信行)
第36章 近隣トラブルにおける「トラブル経験」と「相談行動」(山田恵子)
第37章 「トラブル」の自由記述のテキスト分析――誰が何をどのように記述するのか(菅野昌史)
第38章 「裁判への期待/懸念」はいかに語られたか?――司法経験に関する面接調査データの「質的研究」とその意義(北村隆憲)

むすび(佐藤岩夫・阿部昌樹・太田勝造)


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