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 予防・治療・医療的配慮の基礎シリーズ超高齢社会のデザイン 老化と老年病

シリーズ超高齢社会のデザイン
シリーズ超高齢社会のデザイン 老化と老年病 予防・治療・医療的配慮の基礎

A5判 232ページ
定価:3,600円+税
ISBN978-4-13-034312-1 C3047
奥付の初版発行年月:2020年02月 / 発売日:2020年02月上旬

内容紹介

「老化」は細胞・臓器・個体レベルで若年成人から始まる問題であり,老化を背景として発症するのが「老年病」である.老化のメカニズムや制御,および生活習慣病や認知症などの予防・治療について解説する.誰にも訪れる老化と老年病を正しく知るための基本図書.

著者プロフィール

秋下 雅弘(アキシタ マサヒロ)

東京大学大学院医学系研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第I部 老化の概念とメカニズム

第1章 老化の概念(秋下雅弘)
 1 老化の定義
 2 生理的老化と病的老化
 3 老化度――暦年齢と生物学的年齢
 4 健康寿命

第2章 老化のメカニズムI――DNA損傷から長寿遺伝子サーチュインまで(孫 輔卿)
 1 DNA損傷と早老症
 2 エピジェネティクスの変化
 3 テロメアの短縮と細胞老化
 4 長寿遺伝子サーチュイン
 5 今後の展望

第3章 老化のメカニズムII――シグナル伝達系から環境因子まで(孫 輔卿)
 1 エネルギー代謝調整シグナル系
 2 酸化ストレスとミトコンドリア機能障害
 3 慢性炎症と免疫の老化
 4 オートファジー
 5 環境要因
 6 今後の展望

【コラム1】長寿のバイオマーカーは何か?(新井康通)
 1 バイオマーカーの同定・開発
 2 健康長寿者のフェノタイプ(表現型)
 3 長寿のバイオマーカー
 4 新規バイオマーカーの同定戦略

第II部 老化制御の可能性

第4章 カロリー制限と老化制御(矢可部満隆)
 1 カロリー制限と老化抑制
 2 カロリー制限による老化抑制の機序
 3 カロリー制限とサーチュイン
 4 カロリー制限とAMPK系
 5 カロリー制限とsncRNA
 6 今後の展望 

第5章 ホルモンと老化制御(小川純人)
 1 ホルモンの関与
 2 老年疾患・老化における性差
 3 ホルモンと認知機能
 4 ホルモンとフレイル
 5 老年疾患に対するホルモン補充
 6 今後の展望

【コラム2】サプリメントで老化制御は可能か?(矢可部満隆)
 1 ビタミン
 2 レスベラトロール
 3 アミノ酸
 4 コエンザイムQ10(ユビキノン)

第III部 老年病の基本――予防から治療まで

第6章 認知症の早期発見と治療(亀山祐美)
 1 認知症とは
 2 認知症の種類
 3 認知症の疫学
 4 認知症の症状・進行の特徴
 5 治療可能な認知症(treatable dementia)
 6 各認知症の原因
 7 認知症早期発見で期待できること
 8 認知症疾患鑑別目的の検査
 9 認知症早期発見のためのスクリーニング
 10 国の認知症対策
 11 認知症の治療

【コラム3】認知症は予防できるか?(亀山祐美)
 1 避けたい危険因子について
 2 防御因子

第7章 高齢者の生活習慣病対策(江頭正人)
 1 脂質異常症と高血圧
 2 脂質異常症
 3 高血圧
 4 動脈硬化性疾患と発病予防/治療へ

第8章 高齢者の肺炎予防(石井正紀)
 1 死因としての肺炎
 2 肺炎の種類
 3 肺炎球菌ワクチン
 4 予防接種の制度
 5 肺炎球菌の莢膜型の変化
 6 インフルエンザワクチン
 7 誤嚥性肺炎への対策
 8 フレイル,サルコペニア
 9 高齢者の肺炎予防に向けて

第9章 高齢者の転倒・骨折とその予防法(小川純人)
 1 高齢者の転倒・骨折の発生
 2 骨折リスクとしての骨粗鬆症とその評価
 3 骨粗鬆症の予防・治療
 4 骨粗鬆症に対する薬物治療
 5 高齢者の転倒とその予防
 6 転倒リスクとしてのサルコペニアとその評価
 7 高齢者の転倒・骨折予防に向けて

第10章 老年症候群とはなにか(山口泰弘)
 1 単一の原因でない老年症候群
 2 老年症候群の概念
 3 老年症候群の具体例とケアの特徴
 4 老年症候群とフレイル,サルコペニア
 5 老年症候群に共通の病態はあるか
 6 老年医学における老年症候群

第IV部 高齢者に対する医療の考え方

第11章 高齢者総合機能評価(CGA)の概念と実際(秋下雅弘)
 1 高齢者医療の特殊性
 2 高齢者総合機能評価(CGA)の意義と利用法
 3 CGAと高齢者医療の展望

第12章 高齢者に対する薬物療法(小島太郎)
 1 疾患の重積と多剤服用
 2 フレイル・要介護状態におけるポリファーマシー
 3 ポリファーマシーと薬物有害事象
 4 高齢者の薬物有害事象の特徴
 5 処方カスケードへの注意
 6 処方・調剤にあたっての注意
 7 Potentially Inappropriate Medication(PIM)と高齢者の安全な薬物療法ガイドライン
 8 服薬アドヒアランスを向上するための工夫
 9 患者・介護者との情報の共有
 10 医師・薬剤師を中心とした多職種協働
 11 ポリファーマシーの解消に向けた日本の取り組み

【コラム4】年齢により治療(目標)は変わるか?(小島太郎)
 1 高齢者の身体や疾患の特徴
 2 多疾患治療における配慮の必要性
 3 フレイルや要介護状態の医療への影響
 4 老年症候群の管理
 5 ポリファーマシー
 6 高齢者総合機能評価(CGA)

第13章 エンド・オブ・ライフの医療(山口泰弘)
 1 ガイドラインの歴史
 2 エンド・オブ・ライフとは
 3 老いと死の過程
 4 緩和ケア
 5 エンド・オブ・ライフにおける医療介入の意思決定
 6 アドバンス・ケア・プランニング
 7 地域でのエンド・オブ・ライフ・ケアの時代へ


Aging and Age-related Diseases:
Basics of Prevention, Treatment and Medical Consideration
(Designing the Super-aged Society)
Masahiro AKISHITA, editor


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