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 政治思想史の冒険明治革命・性・文明

明治革命・性・文明 政治思想史の冒険

四六判 640ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-030178-7 C3031
奥付の初版発行年月:2021年07月 / 発売日:2021年07月上旬

内容紹介

奇跡のように安定していた徳川体制――なぜ僅か4隻の米国船渡来をきっかけに,それが崩壊し,政治・社会・文化の大激動が起こったのか.当時を生きた人々の政治や人生にかかわる考えや思い,さらにジェンダーとセクシュアリティの変動を探る.驚きに満ちた知的冒険の書.【東京大学出版会創立70周年記念出版】

著者プロフィール

渡辺 浩(ワタナベ ヒロシ)

東京大学名誉教授,法政大学名誉教授,日本学士院会員

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はしがき                            

I 「明治維新」とはいかなる革命か

第一章 「明治維新」論と福沢諭吉
 第一節 「明治維新」とは?
 第二節 「尊王攘夷」
 第三節 ナショナリズム
 第四節 割り込み
 第五節 「自由」

第二章 アレクシ・ド・トクヴィルと三つの革命
     ――フランス(1789年~)・日本(1867年~)・中国(1911年~)                 
 はじめに
 第一節 「一人の王に服従するデモクラティックな人民」
       《 Un peuple démocratique soumis à un roi 》
 第ニ節 中国――デモクラティックな社会
 第三節 デモクラティックな社会の特徴
 第四節 中国の革命(1911年~)
 第五節 日本の革命(1867年~)
 おわりに

II 外交と道理

第三章 思想問題としての「開国」――日本の場合
 はじめに
 第一節 「文明人」の悩み
 第ニ節 「日本人」の悩み

第四章 「華夷」と「武威」――「朝鮮国」と「日本国」の相互認識
 はじめに
 第一節 通信使の目的と「誠信」
 第ニ節 「蛮夷」と軽蔑――朝鮮側の認識
 第三節 「慕華」と「属国」――日本側の認識
 第四節 破綻の要因
 おわりに

III 「性」と権力

第五章 「夫婦有別」と「夫婦相和シ」
 第一節 「中能」(なかよく)
 第ニ節 「入込」(いれこみ・いれごみ・いりこみ・いりごみ)
 第三節 「不熟」(ふじゅく)
 第四節 「相談」(さうだん)
 第五節 「護国」(ごこく)
 おわりに

第六章 どんな「男」になるべきか――江戸と明治の「男性」理想像
 はじめに
 第一節 徳川体制
 第ニ節 維新革命へ
 第三節 明治の社会と国家

第七章 どんな「女」になれっていうの――江戸と明治の「女性」理想像
 はじめに
 第一節 徳川体制と「女」
 第ニ節 「文明開化」と「女」
 おわりに

IV 儒教と「文明」

第八章 「教」と陰謀――「国体」の一起源
 第一節 「機軸」
 第ニ節 「道」
 第三節 「だましの手」
 第四節 「文明」と「仮面」
 第五節 「国民道徳」

第九章 競争と「文明」――日本の場合
 第一節 「競争原理」
 第ニ節 徳川の世
 第三節 明治の代

第十章 儒教と福沢諭吉
 はじめに
 第一節 福沢諭吉の儒教批判
 第ニ節 天性・天理・天道

V 対話の試み

第十一章 「聖人」は幸福か――善と幸福の関係について
 第一節 問題設定への疑問
 第ニ節 回答の必要
 第三節 応報の類型
 第四節 隠遁と方便
 第五節 「独立自尊」
 おわりに

第十二章 対話 徂徠とルソー


The Meiji Revolution, Gender and Civilization
WATANABE, Hiroshi


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